Red Hat セキュリティアドバイザリ 2009:1193 から：

いくつかのセキュリティの問題とバグを解決する更新済みのカーネルパッケージが Red Hat Enterprise Linux 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新に重大なセキュリティインパクトがあると評価しています。

カーネルパッケージには Linux オペレーティングシステムのコアである Linux カーネルが含まれています。

セキュリティ修正：

* Linux カーネルの高分解能タイマー機能 hrtimers に、タイムアウト値オーバーフローの可能性が見つかりました。これにより、権限のないローカルユーザーが任意のコードを実行したり、サービス拒否（カーネルパニック）を引き起こしたりする可能性があります。（CVE-2007-5966、重要度高）

* Linux カーネルの Intel PRO/1000 ネットワークドライバーに欠陥が見つかりました。インターフェイスの MTU に近いサイズのフレームが、複数のハードウェア受信記述子を渡って分割されることがあります。このようなフレームを受信すると、検証チェックをすり抜けて、長さチェックが破損される可能性があります。リモートの攻撃者が、この欠陥を利用して、サービス拒否またはコードの実行を引き起こす特別に細工されたパケットを送信することが可能です。（CVE-2009-1385、重要度高）

* Michael Tokarev 氏が、Linux カーネルの Realtek r8169 イーサネットドライバーの欠陥を報告しました。このドライバーによって、このドライバーを使用するインターフェイスが実際に処理できるサイズより大きなフレームを受信でき、リモートのサービス拒否またはコード実行をにつながる可能性があります。（CVE-2009-1389、重要度高）

* プログラム setuid または setgid を実行したときに、フラグ ADDR_COMPAT_LAYOUT および MMAP_PAGE_ZERO がクリアされませんでした。ローカルの権限のないユーザーが、この欠陥を利用して、 mmap_min_addr 保護メカニズムをバイパスし、 NULL ポインターデリファレンス攻撃を仕掛けたり、アドレス空間配置のランダム化（ASLR）のセキュリティ機能をバイパスしたりすることが可能です。
（CVE-2009-1895、重要度高）

* Ramon de Carvalho Valle 氏が Linux カーネルの eCryptfs の実装における 2 つの欠陥を報告しました。eCryptfs マウントを実行する権限のあるローカルの攻撃者が、eCrypfts がマウントするファイルのメタデータを変更してバッファオーバーフローを引き起こし、サービス拒否または権限昇格を引き起こす可能性があります。（CVE-2009-2406、CVE-2009-2407、重要度高）

* Konstantin Khlebnikov 氏が Linux カーネルの ptrace の実装に競合状態を発見しました。この競合状態は、プロセストレーシングとトレースされるプロセスがコアダンプに参加している場合に発生する可能性があります。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用してデッドロックをトリガーし、サービス拒否が発生する可能性があります。（CVE-2009-1388、重要度中）

バグ修正（詳細な注記のリンクについては、下の「参照」を参照してください）：

* 他の準仮想化ゲストが再起動している間に Xen 準仮想化ゲストがインストールされた場合に dom0 クラッシュが発生する可能性があります。（BZ#497812）

* ディレクトリおよびそのサブツリーが監査ルールにより再帰的に監視されていた場合、ディレクトリ削除監査レコードが存在しません。（BZ#507561）

* 高メモリ負荷で 'echo 1 > /proc/sys/vm/drop_caches' を実行すると、カーネルパニックが発生する可能性があります。（BZ#503692）

* 32 ビットシステムで、一部のマルチスレッドアプリケーションのコアダンプにすべてのスレッド情報が含まれていませんでした。（BZ#505322）

* get_event_name() が使用するスタックバッファが、null ターミネータの sprintf() 書き込みには小さすぎました。これにより、無効なポインターまたはカーネルパニックが発生する可能性があります。（BZ#506906）

* aic94xx ドライバーの使用時、SATA ドライブ装備のシステムが libsas のバグによって起動しない可能性があります。（BZ#506029）

* タブレットから離れてまた戻る時に、Wacom Cintiq 21UX および Intuos スタイラスボタンが不適切に処理されました。（BZ#508275）

* 特定の Broadcom ネットワークデバイスを装備し、kernel-xen パッケージの Linux カーネルを実行しているシステム上で、CPU の「ソフトルックアップ」メッセージが表示され、システムがハングアップする可能性があります。（BZ#503689）

* 64 ビット PowerPC で、やはり 64 ビットシステム用にコンパイルされた ITIMER_REAL タイマーを使用するプログラムで getitimer() が正常に機能しませんでした。これによりそのようなプログラムは異常終了します。（BZ#510018）

* O_NONBLOCK を使用していても書き込み操作がブロックされる場合があります。
（BZ#510239）

* VIA VT3364 チップセット装備のシステムに Red Hat Enterprise Linux 5.2 をインストールして起動するには、「pci=nomsi」オプションが必要でした。
（BZ#507529）

* 大量のメモリを使用する Xen ゲストをシャットダウン、無効化または移行すると、他のゲストが一時的に反応不能になる可能性があります。（BZ#512311）

ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を解決する必要があります。この更新を有効にするにはシステムを再起動する必要があります。

いくつかのセキュリティの問題とバグを解決する更新済みのカーネルパッケージが Red Hat Enterprise Linux 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新に重大なセキュリティインパクトがあると評価しています。

カーネルパッケージには Linux オペレーティングシステムのコアである Linux カーネルが含まれています。

セキュリティ修正：

* Linux カーネルの高分解能タイマー機能 hrtimers に、タイムアウト値オーバーフローの可能性が見つかりました。これにより、権限のないローカルユーザーが任意のコードを実行したり、サービス拒否（カーネルパニック）を引き起こしたりする可能性があります。（CVE-2007-5966、重要度高）

* Linux カーネルの Intel PRO/1000 ネットワークドライバーに欠陥が見つかりました。インターフェイスの MTU に近いサイズのフレームが、複数のハードウェア受信記述子を渡って分割されることがあります。このようなフレームを受信すると、検証チェックをすり抜けて、長さチェックが破損される可能性があります。リモートの攻撃者が、この欠陥を利用して、サービス拒否またはコードの実行を引き起こす特別に細工されたパケットを送信することが可能です。（CVE-2009-1385、重要度高）

* Michael Tokarev 氏が、Linux カーネルの Realtek r8169 イーサネットドライバーの欠陥を報告しました。このドライバーによって、このドライバーを使用するインターフェイスが実際に処理できるサイズより大きなフレームを受信でき、リモートのサービス拒否またはコード実行をにつながる可能性があります。（CVE-2009-1389、重要度高）

* プログラム setuid または setgid を実行したときに、フラグ ADDR_COMPAT_LAYOUT および MMAP_PAGE_ZERO がクリアされませんでした。ローカルの権限のないユーザーが、この欠陥を利用して、 mmap_min_addr 保護メカニズムをバイパスし、 NULL ポインターデリファレンス攻撃を仕掛けたり、アドレス空間配置のランダム化（ASLR）のセキュリティ機能をバイパスしたりすることが可能です。
（CVE-2009-1895、重要度高）

* Ramon de Carvalho Valle 氏が Linux カーネルの eCryptfs の実装における 2 つの欠陥を報告しました。eCryptfs マウントを実行する権限のあるローカルの攻撃者が、eCrypfts がマウントするファイルのメタデータを変更してバッファオーバーフローを引き起こし、サービス拒否または権限昇格を引き起こす可能性があります。（CVE-2009-2406、CVE-2009-2407、重要度高）

* Konstantin Khlebnikov 氏が Linux カーネルの ptrace の実装に競合状態を発見しました。この競合状態は、プロセストレーシングとトレースされるプロセスがコアダンプに参加している場合に発生する可能性があります。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用してデッドロックをトリガーし、サービス拒否が発生する可能性があります。（CVE-2009-1388、重要度中）

バグ修正（詳細な注記のリンクについては、下の「参照」を参照してください）：

* 他の準仮想化ゲストが再起動している間に Xen 準仮想化ゲストがインストールされた場合に dom0 クラッシュが発生する可能性があります。（BZ#497812）

* ディレクトリおよびそのサブツリーが監査ルールにより再帰的に監視されていた場合、ディレクトリ削除監査レコードが存在しません。（BZ#507561）

* 高メモリ負荷で 'echo 1 > /proc/sys/vm/drop_caches' を実行すると、カーネルパニックが発生する可能性があります。（BZ#503692）

* 32 ビットシステムで、一部のマルチスレッドアプリケーションのコアダンプにすべてのスレッド情報が含まれていませんでした。（BZ#505322）

* get_event_name() が使用するスタックバッファが、null ターミネータの sprintf() 書き込みには小さすぎました。これにより、無効なポインターまたはカーネルパニックが発生する可能性があります。（BZ#506906）

* aic94xx ドライバーの使用時、SATA ドライブ装備のシステムが libsas のバグによって起動しない可能性があります。（BZ#506029）

* タブレットから離れてまた戻る時に、Wacom Cintiq 21UX および Intuos スタイラスボタンが不適切に処理されました。（BZ#508275）

* 特定の Broadcom ネットワークデバイスを装備し、kernel-xen パッケージの Linux カーネルを実行しているシステム上で、CPU の「ソフトルックアップ」メッセージが表示され、システムがハングアップする可能性があります。（BZ#503689）

* 64 ビット PowerPC で、やはり 64 ビットシステム用にコンパイルされた ITIMER_REAL タイマーを使用するプログラムで getitimer() が正常に機能しませんでした。これによりそのようなプログラムは異常終了します。（BZ#510018）

* O_NONBLOCK を使用していても書き込み操作がブロックされる場合があります。
（BZ#510239）

* VIA VT3364 チップセット装備のシステムに Red Hat Enterprise Linux 5.2 をインストールして起動するには、「pci=nomsi」オプションが必要でした。
（BZ#507529）

* 大量のメモリを使用する Xen ゲストをシャットダウン、無効化または移行すると、他のゲストが一時的に反応不能になる可能性があります。（BZ#512311）

ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を解決する必要があります。この更新を有効にするにはシステムを再起動する必要があります。

これらの更新済みパッケージは、次のセキュリティ問題を解決します。

- Linux カーネルの exit_notify() 関数が、終了する前にプロセスが設定ユーザー ID（setuid）アプリケーションを実行した場合に、終了信号を適切にリセットしていませんでした。これにより、ローカルの権限のないユーザーが権限を昇格することが可能です。（CVE-2009-1337、重要度高）

- Network File System（NFS）の Linux カーネル実装が、nfs_server データ構造のファイル名制限を適切に初期化しませんでした。この欠陥により、 NFS 共有をマウントしているクライアントでサービス拒否が発生する可能性があります。（CVE-2009-1336、重要度中）

- Linux カーネルの Intel PRO/1000 ネットワークドライバーに欠陥が見つかりました。インターフェイスの MTU に近いサイズのフレームが、複数のハードウェア受信記述子を渡って分割されることがあります。このようなフレームを受信すると、検証チェックをすり抜けて、長さチェックが破損される可能性があります。リモートの攻撃者がこの欠陥を利用して、特別に細工されたパケットを送信してサービス拒否を引き起こす可能性があります。（CVE-2009-1385、重要度高）

- Linux カーネルの Network File System デーモン（nfsd）の実装では、権限のないローカルユーザーからのリクエストを処理する際に、CAP_MKNOD 機能がドロップされませんでした。
 この欠陥により、情報漏洩または権限昇格が引き起こされる可能性があります。（CVE-2009-1072、重要度中）

- Frank Filz 氏は、一部の状況において、実行ビットに対するファイル権限チェックが NFSv4 クライアントに欠如していることを報告しました。
 これにより、ローカルの権限のないユーザーが、 NFSv4 をマウントしているファイルシステムで非実行ファイルを実行する可能性があります。
 （CVE-2009-1630、重要度中）

- kernel-xen パッケージが提供する Linux カーネルの hypervisor_callback() 関数に、チェックが欠如していることが判明しました。これにより、32 ビットゲストで実行しているアプリケーションがカーネルの特定のメモリロケーションにアクセスした場合に、そのゲストでサービス拒否を引き起こされる可能性があります。
 （CVE-2009-1758、重要度中）

- AGPGART ドライバーに欠陥が見つかりました。agp_generic_alloc_page() と agp_generic_alloc_pages() 関数は、割り当てたメモリページをゼロアウトしませんでした。これは、後でユーザー空間プロセスで利用できるようになる可能性があります。この欠陥は、情報漏洩を引き起こす可能性があります。（CVE-2009-1192、重要度低）

これらの更新済みパッケージでは以下のバグも修正されます。

- 「/proc/[pid]/maps」および「/proc/[pid]/smaps」は、特定のプロセスにおいて ptrace() の呼び出しを使用できるプロセスによってのみ読み込むことができます。ただし、「/proc/[pid]/stat」および「/proc/[pid]/wchan」からの特定の情報が、メモリマップの再構築のために使用される可能性があります。これにより、アドレス空間配置のランダム化（ASLR）機能がバイパスされる可能性があります。この更新により、この問題は対処されます。（BZ#499549）

- 状況によっては、未使用のファイルの名前の変更を NFS マウントファイルシステムで行う場合、リンクカウントが減少されません。
 これはパフォーマンス低下につながる可能性がありました。この更新では、こうした状況でリンクカウントが減少し、unlink および rmdir などの他のファイル操作にも同様のことが行われます。（BZ#501802）

- 顕著なパケットがある場合でも、tcp_ack() が probes_out 変数をクリアしました。短い TCP キープアライブ間隔が使用されたとき、rsh や rlogin などのリモートツールを使用する場合に、このバグが接続切断などの問題を起こす可能性がありました。（BZ#501754）

- タイム正規化コードに off-by-one エラーがあるため、clock_gettime() が余分の 1 秒を追加せずに 10 億ナノ秒を返す可能性があります。このバグによりネームサービスキャッシュデーモン（nscd）が過剰な CPU リソースを消費する可能性がありました。（BZ#501800）

- 1 つのスレッドが「/proc/bus/input/devices」を読み取り、別のスレッドがデバイスを削除している場合に、システムパニックが発生する可能性があります。この更新で、mutex が追加され、input_dev_list および input_handler_list 変数が保護され、この問題が解決されました。（BZ#501804）

- netdump を使用すると、一部のシステムでカーネルデッドロックが生じる可能性があります。（BZ#504565）

- 0 のファイルシステムユーザー ID（fsuid）のあるユーザーの機能を一覧表示するファイルシステムマスクに、CAP_MKNOD と CAP_LINUX_IMMUTABLE の機能がありません。* これにより、あるファイルシステムの種類において、本来であれば防止されるべきアクションをユーザーが 0 以外の値の fsuid を使用して実行することができる可能性があります。この更新によりこれらの機能が追加されます。（BZ#497269）

カーネル機能サポート：

- スケジューラが最適な CPU でスケジューリングするのではなく、利用可能な CPU でスレッドを実行することができるように、「/proc/sys/kernel/wake_balance」に対する新しい許容値を追加しました。

- 反復ごと、実行ごとに、kupdate がディスクに書き込む最大ページ数の変更を可能にするために、調整可能な「max_writeback_pages」パラメーターを /proc/sys/vm/ に追加しました。

- スワップアウト保護トークンに対する有効な保留時間を提供するために、調整可能な「swap_token_timeout」パラメーターを /proc/sys/vm/ に追加しました。

- diskdump サポートを sata_svw ドライバーに追加しました。

- 起動の失敗を避けるために、64GB を超える物理メモリを持つシステム上で実行する 32 ビットカーネルに対する物理メモリを 64GB に制限しました。

- autofs の信頼性を改善しました。

- NFSv4 readdir リクエストの「rdattr_error」に対するサポートを追加しました。

- NFSv4 readdir および sunrpc の様々な短いパケット処理の問題を修正しました。

- いくつかの CIFS バグを修正しました。

ネットワーキングおよび IPv6 の有効化：

- ルーター要請サポートを追加しました。

- 強制された sg に ethtool の tx csum が必要です。

プラットフォームサポート：

x86、AMD64、Intel 64

- 新しい Intel チップセットに対するサポートを追加しました。

- boot_cpu_data に初期化ベンダー情報を追加しました。

- zFCP を使用する IBM System z ゲストに対する N_Port ID Virtualization（NPIV）のサポートを追加しました。

- 一部の AMD および ATI チップセットに対する HDMI サポートを追加しました。

- ALSA の HDA ドライバーを 2008 年 7 月 22 日現在の最新 Upstream に更新しました。

- cpufreq に対する affected_cpus のサポートを追加しました。

- ポーリングタイマーを i8042 から削除しました。

- ASUS A8V Deluxe マザーボード使用時の PM-Timer を修正しました。

- usbfs の usbfs_mutex をバックポートしました。

ネットワークドライバーの更新：

- forcedeth ドライバーを最新の Upstream バージョン 0.61 に更新しました。

- Intel ESB2 ハードウェア使用時の様々な e1000 の問題を修正しました。

- e1000e ドライバーを Upstream バージョン 0.3.3.3-k6 に更新しました。

- igb を Upstream バージョン 1.2.45-k2 に更新しました。

- tg3 を Upstream バージョン 3.96 に更新しました。

- ixgbe を Upstream バージョン 1.3.18-k4 に更新しました。

- bnx2 を Upstream バージョン 1.7.9 に更新しました。

- bnx2x を Upstream バージョン 1.45.23 に更新しました。

- NetXen NX2031 および NX3031 製品に対してバグを修正し、拡張機能を追加しました。

- より新しいネットワークチップセットをサポートするために Realtek r8169 ドライバーを更新しました。現在、RTL810x/RTL8168(9) の全バリアントがサポートされています。

ストレージドライバーの更新：

- 様々な SCSI の問題を修正しました。また、SCSI sd ドライバーが revalidate_disk ラッパーを呼び出すようになりました。

- 特定の構成の dmraid 削減 I/O 遅延バグを修正しました。

- 一部の aacraid コントローラーに対する quirk aac_quirk_scsi_32 を削除しました。

- ポイント・ツー・ポイント接続のサポートを持つ IBM System z システム上の FCP ドライバーを更新しました。

- lpfc をバージョン 8.0.16.46 に更新しました。

- megaraid_sas をバージョン 4.01-RH1 に更新しました。

- MPT Fusion ドライバーをバージョン 3.12.29.00rh に更新しました。

- 4GB および 8GB のアダプターに対して qla2xxx ファームウェアを 4.06.01 に更新しました。

- qla2xxx ドライバーをバージョン 8.02.09.00.04.08-d に更新しました。

- libsata の sata_nv を修正して、デフォルトで ADMA モードを無効にしました。

その他の更新：

- OpenFabrics Alliance Enterprise Distribution（OFED）をバージョン 1.4 にアップグレードしました。

- 様々な Wacom タブレットに対してドライバーサポートと修正を追加しました。

注：この更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2009:1132 から：

いくつかのセキュリティ問題と様々なバグを修正する更新済みのカーネルパッケージが、Red Hat Enterprise Linux 4 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新に重大なセキュリティインパクトがあると評価しています。

カーネルパッケージには Linux オペレーティングシステムのコアである Linux カーネルが含まれています。

これらの更新済みパッケージは、次のセキュリティ問題を解決します。

* Linux カーネルの Intel PRO/1000 ネットワークドライバーに欠陥が見つかりました。インターフェイスの MTU に近いサイズのフレームが、複数のハードウェア受信記述子を渡って分割されることがあります。このようなフレームを受信すると、検証チェックをすり抜けて、長さチェックが破損される可能性があります。リモートの攻撃者がこの欠陥を利用して、特別に細工されたパケットを送信してサービス拒否を引き起こす可能性があります。
（CVE-2009-1385、重要度高）

* Linux カーネル Network File System デーモン（nfsd）の実装により、権限のないローカルユーザーからのリクエストを処理する際、CAP_MKNOD 機能がドロップされませんでした。この欠陥により、情報漏洩または権限昇格が引き起こされる可能性があります。（CVE-2009-1072、重要度中）

* Frank Filz 氏は、一部の状況で NFSv4 クライアントが実行ビットのファイル権限チェックをしていないことを報告しました。これにより、ローカルの権限のないユーザーが、 NFSv4 をマウントしているファイルシステムで非実行ファイルを実行する可能性があります。（CVE-2009-1630、重要度中）

- kernel-xen パッケージによって提供されている Linux カーネルの hypervisor_callback() 関数に、チェック漏れが検出されました。これにより、32 ビットゲストで実行しているアプリケーションがカーネルの特定のメモリロケーションにアクセスした場合に、そのゲストでサービス拒否を引き起こされる可能性があります。
（CVE-2009-1758、重要度中）

* AGPGART ドライバーで欠陥が見つかりました。agp_generic_alloc_page() と agp_generic_alloc_pages() 関数は、割り当てたメモリページをゼロアウトしませんでした。これは、後でユーザー空間プロセスで利用できるようになる可能性があります。この欠陥は、情報漏洩を引き起こす可能性があります。
（CVE-2009-1192、重要度低）

これらの更新済みパッケージでは以下のバグも修正されます。

* 「/proc/[pid]/maps」および「/proc/[pid]/smaps」は、特定のプロセスにおいて ptrace() 呼び出しを使用できるプロセスによってのみ読み取ることができます。ただし、「/proc/[pid]/stat」および「/proc/[pid]/wchan」からの特定の情報が、メモリマップの再構築に使用される可能性があり、これにより、アドレス空間配置のランダム化（ASLR）セキュリティ機能がバイパスされる可能性があります。この更新により、この問題は対処されます。（BZ#499549）

* 状況によっては、未使用ファイルの名前変更を NFS マウントファイルシステムで行うと、リンクカウントが減少されませんでした。これはパフォーマンス低下につながる可能性がありました。この更新では、こうした状況でリンクカウントが減少し、unlink および rmdir などの他のファイル操作にも同様のことが行われます。（BZ#501802）

* 未処理のパケットがある場合でも、tcp_ack() が probes_out 変数をクリアしました。短い TCP キープアライブ間隔が使用されたとき、rsh や rlogin などのリモートツールを使用する場合に、このバグが接続切断などの問題を起こす可能性がありました。（BZ#501754）

* 時間正規化コードにある off-by-one エラーによって、clock_gettime() が余分の 1 秒を追加せずに 10 億ナノ秒を返す可能性がありました。このバグによりネームサービスキャッシュデーモン（nscd）が過剰な CPU リソースを消費する可能性がありました。（BZ#501800）

* 1 つのスレッドがデバイスを削除している間に、別のスレッドが「/proc/bus/input/devices」を読み取ると、システムパニックが発生する可能性があります。この更新で、mutex が追加され、input_dev_list および input_handler_list 変数が保護され、この問題が解決されました。（BZ#501804）

* netdump を使用すると、一部のシステムでカーネルデッドロックが生じる可能性がありました。
（BZ#504565）

* 0 のファイルシステムユーザー ID（fsuid）を持つユーザーの機能を一覧表示するファイルシステムマスクに、CAP_MKNOD と CAP_LINUX_IMMUTABLE の機能がありませんでした。* これにより、あるファイルシステムの種類において、本来であれば防止されるべきアクションをユーザーが 0 以外の値の fsuid を使用して実行することができる可能性があります。この更新によりこれらの機能が追加されます。（BZ#497269）

Red Hat Enterprise Linux 4 のすべてのユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージにアップグレードし、これらの問題を解決する必要があります。
注：この更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

Linux カーネルに、サービス拒否または権限昇格が発生する可能性があるいくつかの脆弱性が発見されました。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトは次の問題を特定しています：

- CVE-2009-1385 Neil Horman 氏が、e1000 ネットワークドライバーの修正がないことを発見しました。リモートユーザーが、特別に細工されたフレームサイズによってトリガーされるカーネルパニックを利用して、サービス拒否を発生させる可能性があります。

- CVE-2009-1389 Michael Tokarev 氏が、r8169 ネットワークドライバーの問題を発見しました。同じ LAN 上のリモートユーザーが、大きなサイズのフレームを受信することによってトリガーされるカーネルパニックを利用して、サービス拒否を発生させる可能性があります。

- CVE-2009-1630 Frank Filz 氏が、ローカルユーザーが nfs4 マウントを介してアクセスしたときに、実行権限のないファイルを実行できる可能性があることを発見しました。

- CVE-2009-1633 Jeff Layton 氏と Suresh Jayaraman 氏が、リモートユーザーがメモリを破損させる可能性がある CIFS ファイルシステムのいくつかのバッファオーバーフローを修正しました。

- CVE-2009-2692 Tavis Ormandy 氏と Julien Tinnes 氏が、proto_ops 構造体で sendpage 関数が初期化される方法に問題を発見しました。ローカルユーザーがこの脆弱性を利用して上位の権限を取得する可能性があります。

a. COSカーネルに対するサービスコンソールの更新

   サービスコンソールパッケージのカーネルは、バージョン 2.4.21-63 に更新されました。

   Common Vulnerabilities and Exposuresプロジェクト（cve.mitre.org）により、kernel-2.4.21-63で修正されたセキュリティ問題にCVE-2008-5029、CVE-2008-5300、CVE-2009-1337、CVE-2009-1385、CVE-2009-1895、CVE-2009-2848、CVE-2009-3002、およびCVE-2009-3547という名前が割り当てられました。

   Common Vulnerabilities and Exposuresプロジェクト（cve.mitre.org）により、kernel-2.4.21-60で修正されたセキュリティ問題にCVE-2009-2698、CVE-2009-2692という名前が割り当てられました。

CVE-2007-5966 kernel: non-root can trigger cpu_idle soft lockup CVE-2009-1385 kernel: e1000_clean_rx_irq() denial of service CVE-2009-1388 kernel: do_coredump() vs ptrace_start() deadlock CVE-2009-1389 kernel: r8169: fix crash when large packets are received CVE-2009-1895 kernel: personality: fix PER_CLEAR_ON_SETID CVE-2009-2406 kernel: ecryptfs stack overflow in parse_tag_11_packet() CVE-2009-2407 kernel: ecryptfs heap overflow in parse_tag_3_packet()

Security fixes :

  - the possibility of a timeout value overflow was found in     the Linux kernel high-resolution timers functionality,     hrtimers. This could allow a local, unprivileged user to     execute arbitrary code, or cause a denial of service     (kernel panic). (CVE-2007-5966, Important)

  - a flaw was found in the Intel PRO/1000 network driver in     the Linux kernel. Frames with sizes near the MTU of an     interface may be split across multiple hardware receive     descriptors. Receipt of such a frame could leak through     a validation check, leading to a corruption of the     length check. A remote attacker could use this flaw to     send a specially crafted packet that would cause a     denial of service or code execution. (CVE-2009-1385,     Important)

  - Michael Tokarev reported a flaw in the Realtek r8169     Ethernet driver in the Linux kernel. This driver allowed     interfaces using this driver to receive frames larger     than could be handled, which could lead to a remote     denial of service or code execution. (CVE-2009-1389,     Important)

  - the ADDR_COMPAT_LAYOUT and MMAP_PAGE_ZERO flags were not     cleared when a setuid or setgid program was executed. A     local, unprivileged user could use this flaw to bypass     the mmap_min_addr protection mechanism and perform a     NULL pointer dereference attack, or bypass the Address     Space Layout Randomization (ASLR) security feature.
    (CVE-2009-1895, Important)

  - Ramon de Carvalho Valle reported two flaws in the Linux     kernel eCryptfs implementation. A local attacker with     permissions to perform an eCryptfs mount could modify     the metadata of the files in that eCrypfts mount to     cause a buffer overflow, leading to a denial of service     or privilege escalation. (CVE-2009-2406, CVE-2009-2407,     Important)

  - Konstantin Khlebnikov discovered a race condition in the     ptrace implementation in the Linux kernel. This race     condition can occur when the process tracing and the     process being traced participate in a core dump. A     local, unprivileged user could use this flaw to trigger     a deadlock, resulting in a partial denial of service.
    (CVE-2009-1388, Moderate)

Bug fixes :

  - possible host (dom0) crash when installing a Xen     para-virtualized guest while another para-virtualized     guest was rebooting. (BZ#497812)

  - no audit record for a directory removal if the directory     and its subtree were recursively watched by an audit     rule. (BZ#507561)

  - running 'echo 1 > /proc/sys/vm/drop_caches' on systems     under high memory load could cause a kernel panic.
    (BZ#503692)

  - on 32-bit systems, core dumps for some multithreaded     applications did not include all thread information.
    (BZ#505322)

  - a stack buffer used by get_event_name() was not large     enough for the nul terminator sprintf() writes. This     could lead to an invalid pointer or kernel panic.
    (BZ#506906)

  - when using the aic94xx driver, a system with SATA drives     may not boot due to a bug in libsas. (BZ#506029)

  - incorrect stylus button handling when moving it away     then returning it to the tablet for Wacom Cintiq 21UX     and Intuos tablets. (BZ#508275)

  - CPU 'soft lockup' messages and possibly a system hang on     systems with certain Broadcom network devices and     running the Linux kernel from the kernel-xen package.
    (BZ#503689)

  - on 64-bit PowerPC, getitimer() failed for programs using     the ITIMER_REAL timer and that were also compiled for     64-bit systems (this caused such programs to abort).
    (BZ#510018)

  - write operations could be blocked even when using     O_NONBLOCK. (BZ#510239)

  - the 'pci=nomsi' option was required for installing and     booting Red Hat Enterprise Linux 5.2 on systems with VIA     VT3364 chipsets. (BZ#507529)

  - shutting down, destroying, or migrating Xen guests with     large amounts of memory could cause other guests to be     temporarily unresponsive. (BZ#512311)

Updated kernel packages that fix several security issues and several bugs are now available for Red Hat Enterprise Linux 5.

This update has been rated as having important security impact by the Red Hat Security Response Team.

The kernel packages contain the Linux kernel, the core of any Linux operating system.

Security fixes :

* the possibility of a timeout value overflow was found in the Linux kernel high-resolution timers functionality, hrtimers. This could allow a local, unprivileged user to execute arbitrary code, or cause a denial of service (kernel panic). (CVE-2007-5966, Important)

* a flaw was found in the Intel PRO/1000 network driver in the Linux kernel. Frames with sizes near the MTU of an interface may be split across multiple hardware receive descriptors. Receipt of such a frame could leak through a validation check, leading to a corruption of the length check. A remote attacker could use this flaw to send a specially crafted packet that would cause a denial of service or code execution. (CVE-2009-1385, Important)

* Michael Tokarev reported a flaw in the Realtek r8169 Ethernet driver in the Linux kernel. This driver allowed interfaces using this driver to receive frames larger than could be handled, which could lead to a remote denial of service or code execution. (CVE-2009-1389, Important)

* the ADDR_COMPAT_LAYOUT and MMAP_PAGE_ZERO flags were not cleared when a setuid or setgid program was executed. A local, unprivileged user could use this flaw to bypass the mmap_min_addr protection mechanism and perform a NULL pointer dereference attack, or bypass the Address Space Layout Randomization (ASLR) security feature.
(CVE-2009-1895, Important)

* Ramon de Carvalho Valle reported two flaws in the Linux kernel eCryptfs implementation. A local attacker with permissions to perform an eCryptfs mount could modify the metadata of the files in that eCrypfts mount to cause a buffer overflow, leading to a denial of service or privilege escalation. (CVE-2009-2406, CVE-2009-2407, Important)

* Konstantin Khlebnikov discovered a race condition in the ptrace implementation in the Linux kernel. This race condition can occur when the process tracing and the process being traced participate in a core dump. A local, unprivileged user could use this flaw to trigger a deadlock, resulting in a partial denial of service. (CVE-2009-1388, Moderate)

Bug fixes (see References below for a link to more detailed notes) :

* possible dom0 crash when a Xen para-virtualized guest was installed while another para-virtualized guest was rebooting. (BZ#497812)

* no directory removal audit record if the directory and its subtree were recursively watched by an audit rule. (BZ#507561)

* running 'echo 1 > /proc/sys/vm/drop_caches' under high memory load could cause a kernel panic. (BZ#503692)

* on 32-bit systems, core dumps for some multithreaded applications did not include all thread information. (BZ#505322)

* a stack buffer used by get_event_name() was too small for nul terminator sprintf() writes. This could lead to an invalid pointer or kernel panic. (BZ#506906)

* when using the aic94xx driver, systems with SATA drives may not boot due to a libsas bug. (BZ#506029)

* Wacom Cintiq 21UX and Intuos stylus buttons were handled incorrectly when moved away from and back to these tablets. (BZ#508275)

* CPU 'soft lockup' messages and possibe system hangs on systems with certain Broadcom network devices and running the Linux kernel from the kernel-xen package. (BZ#503689)

* on 64-bit PowerPC, getitimer() failed for programs using the ITIMER_REAL timer that were also compiled for 64-bit systems. This caused such programs to abort. (BZ#510018)

* write operations could be blocked even when using O_NONBLOCK.
(BZ#510239)

* the 'pci=nomsi' option was required for installing and booting Red Hat Enterprise Linux 5.2 on systems with VIA VT3364 chipsets.
(BZ#507529)

* shutting down, destroying, or migrating Xen guests with large amounts of memory could cause other guests to be temporarily unresponsive. (BZ#512311)

Users should upgrade to these updated packages, which contain backported patches to correct these issues. Systems must be rebooted for this update to take effect.

The remote Oracle Linux 5 host has packages installed that are affected by multiple vulnerabilities as referenced in the ELSA-2009-1193 advisory.

    - [fs] ecryptfs: check tag 11 packet literal data buffer size (Eric Sandeen ) [512862 512863]     {CVE-2009-2406}
    - [fs] ecryptfs: check tag 3 packet encrypted key size (Eric Sandeen ) [512886 512887] {CVE-2009-2407}
    - [misc] personality handling: fix PER_CLEAR_ON_SETID (Vitaly Mayatskikh ) [511173 508842] {CVE-2009-1895}
    - [misc] hrtimer: fix a soft lockup (Amerigo Wang ) [418061 418071] {CVE-2007-5966}

Tenable has extracted the preceding description block directly from the Oracle Linux security advisory.

Note that Nessus has not tested for these issues but has instead relied only on the application's self-reported version number.

These updated packages fix the following security issues :

  - the exit_notify() function in the Linux kernel did not     properly reset the exit signal if a process executed a     set user ID (setuid) application before exiting. This     could allow a local, unprivileged user to elevate their     privileges. (CVE-2009-1337, Important)

  - the Linux kernel implementation of the Network File     System (NFS) did not properly initialize the file name     limit in the nfs_server data structure. This flaw could     possibly lead to a denial of service on a client     mounting an NFS share. (CVE-2009-1336, Moderate)

  - a flaw was found in the Intel PRO/1000 network driver in     the Linux kernel. Frames with sizes near the MTU of an     interface may be split across multiple hardware receive     descriptors. Receipt of such a frame could leak through     a validation check, leading to a corruption of the     length check. A remote attacker could use this flaw to     send a specially crafted packet that would cause a     denial of service. (CVE-2009-1385, Important)

  - the Linux kernel Network File System daemon (nfsd)     implementation did not drop the CAP_MKNOD capability     when handling requests from local, unprivileged users.
    This flaw could possibly lead to an information leak or     privilege escalation. (CVE-2009-1072, Moderate)

  - Frank Filz reported the NFSv4 client was missing a file     permission check for the execute bit in some situations.
    This could allow local, unprivileged users to run     non-executable files on NFSv4 mounted file systems.
    (CVE-2009-1630, Moderate)

  - a missing check was found in the hypervisor_callback()     function in the Linux kernel provided by the kernel-xen     package. This could cause a denial of service of a     32-bit guest if an application running in that guest     accesses a certain memory location in the kernel.
    (CVE-2009-1758, Moderate)

  - a flaw was found in the AGPGART driver. The     agp_generic_alloc_page() and agp_generic_alloc_pages()     functions did not zero out the memory pages they     allocate, which may later be available to user-space     processes. This flaw could possibly lead to an     information leak. (CVE-2009-1192, Low)

These updated packages also fix the following bugs :

  - '/proc/[pid]/maps' and '/proc/[pid]/smaps' can only be     read by processes able to use the ptrace() call on a     given process; however, certain information from     '/proc/[pid]/stat' and '/proc/[pid]/wchan' could be used     to reconstruct memory maps, making it possible to bypass     the Address Space Layout Randomization (ASLR) security     feature. This update addresses this issue. (BZ#499549)

  - in some situations, the link count was not decreased     when renaming unused files on NFS mounted file systems.
    This may have resulted in poor performance. With this     update, the link count is decreased in these situations,     the same as is done for other file operations, such as     unlink and rmdir. (BZ#501802)

  - tcp_ack() cleared the probes_out variable even if there     were outstanding packets. When low TCP keepalive     intervals were used, this bug may have caused problems,     such as connections terminating, when using remote tools     such as rsh and rlogin. (BZ#501754)

  - off-by-one errors in the time normalization code could     have caused clock_gettime() to return one billion     nanoseconds, rather than adding an extra second. This     bug could have caused the name service cache daemon     (nscd) to consume excessive CPU resources. (BZ#501800)

  - a system panic could occur when one thread read     '/proc/bus/input/devices' while another was removing a     device. With this update, a mutex has been added to     protect the input_dev_list and input_handler_list     variables, which resolves this issue. (BZ#501804)

  - using netdump may have caused a kernel deadlock on some     systems. (BZ#504565)

  - the file system mask, which lists capabilities for users     with a file system user ID (fsuid) of 0, was missing the     CAP_MKNOD and CAP_LINUX_IMMUTABLE capabilities. This     could, potentially, allow users with an fsuid other than     0 to perform actions on some file system types that     would otherwise be prevented. This update adds these     capabilities. (BZ#497269)

Kernel Feature Support :

  - added a new allowable value to     '/proc/sys/kernel/wake_balance' to allow the scheduler     to run the thread on any available CPU rather than     scheduling it on the optimal CPU.

  - added 'max_writeback_pages' tunable parameter to     /proc/sys/vm/ to allow the maximum number of modified     pages kupdate writes to disk, per iteration per run.

  - added 'swap_token_timeout' tunable parameter to     /proc/sys/vm/ to provide a valid hold time for the swap     out protection token.

  - added diskdump support to sata_svw driver.

  - limited physical memory to 64GB for 32-bit kernels     running on systems with more than 64GB of physical     memory to prevent boot failures.

  - improved reliability of autofs.

  - added support for 'rdattr_error' in NFSv4 readdir     requests.

  - fixed various short packet handling issues for NFSv4     readdir and sunrpc.

  - fixed several CIFS bugs.

Networking and IPv6 Enablement :

  - added router solicitation support.

  - enforced sg requires tx csum in ethtool.

Platform Support :

x86, AMD64, Intel 64

  - added support for a new Intel chipset.

  - added initialization vendor info in boot_cpu_data.

  - added support for N_Port ID Virtualization (NPIV) for     IBM System z guests using zFCP.

  - added HDMI support for some AMD and ATI chipsets.

  - updated HDA driver in ALSA to latest upstream as of     2008-07-22.

  - added support for affected_cpus for cpufreq.

  - removed polling timer from i8042.

  - fixed PM-Timer when using the ASUS A8V Deluxe     motherboard.

  - backported usbfs_mutex in usbfs.

Network Driver Updates :

  - updated forcedeth driver to latest upstream version     0.61.

  - fixed various e1000 issues when using Intel ESB2     hardware.

  - updated e1000e driver to upstream version 0.3.3.3-k6.

  - updated igb to upstream version 1.2.45-k2.

  - updated tg3 to upstream version 3.96.

  - updated ixgbe to upstream version 1.3.18-k4.

  - updated bnx2 to upstream version 1.7.9.

  - updated bnx2x to upstream version 1.45.23.

  - fixed bugs and added enhancements for the NetXen NX2031     and NX3031 products.

  - updated Realtek r8169 driver to support newer network     chipsets. All variants of RTL810x/RTL8168(9) are now     supported.

Storage Driver Updates :

  - fixed various SCSI issues. Also, the SCSI sd driver now     calls the revalidate_disk wrapper.

  - fixed a dmraid reduced I/O delay bug in certain     configurations.

  - removed quirk aac_quirk_scsi_32 for some aacraid     controllers.

  - updated FCP driver on IBM System z systems with support     for point-to-point connections.

  - updated lpfc to version 8.0.16.46.

  - updated megaraid_sas to version 4.01-RH1.

  - updated MPT Fusion driver to version 3.12.29.00rh.

  - updated qla2xxx firmware to 4.06.01 for 4GB/s and 8GB/s     adapters.

  - updated qla2xxx driver to version 8.02.09.00.04.08-d.

  - fixed sata_nv in libsata to disable ADMA mode by     default.

Miscellaneous Updates :

  - upgraded OpenFabrics Alliance Enterprise Distribution     (OFED) to version 1.4.

  - added driver support and fixes for various Wacom     tablets.

Note: The system must be rebooted for this update to take effect.

From Red Hat Security Advisory 2009:1132 :

Updated kernel packages that fix several security issues and various bugs are now available for Red Hat Enterprise Linux 4.

This update has been rated as having important security impact by the Red Hat Security Response Team.

The kernel packages contain the Linux kernel, the core of any Linux operating system.

These updated packages fix the following security issues :

* a flaw was found in the Intel PRO/1000 network driver in the Linux kernel. Frames with sizes near the MTU of an interface may be split across multiple hardware receive descriptors. Receipt of such a frame could leak through a validation check, leading to a corruption of the length check. A remote attacker could use this flaw to send a specially crafted packet that would cause a denial of service.
(CVE-2009-1385, Important)

* the Linux kernel Network File System daemon (nfsd) implementation did not drop the CAP_MKNOD capability when handling requests from local, unprivileged users. This flaw could possibly lead to an information leak or privilege escalation. (CVE-2009-1072, Moderate)

* Frank Filz reported the NFSv4 client was missing a file permission check for the execute bit in some situations. This could allow local, unprivileged users to run non-executable files on NFSv4 mounted file systems. (CVE-2009-1630, Moderate)

* a missing check was found in the hypervisor_callback() function in the Linux kernel provided by the kernel-xen package. This could cause a denial of service of a 32-bit guest if an application running in that guest accesses a certain memory location in the kernel.
(CVE-2009-1758, Moderate)

* a flaw was found in the AGPGART driver. The agp_generic_alloc_page() and agp_generic_alloc_pages() functions did not zero out the memory pages they allocate, which may later be available to user-space processes. This flaw could possibly lead to an information leak.
(CVE-2009-1192, Low)

These updated packages also fix the following bugs :

* '/proc/[pid]/maps' and '/proc/[pid]/smaps' can only be read by processes able to use the ptrace() call on a given process; however, certain information from '/proc/[pid]/stat' and '/proc/[pid]/wchan' could be used to reconstruct memory maps, making it possible to bypass the Address Space Layout Randomization (ASLR) security feature. This update addresses this issue. (BZ#499549)

* in some situations, the link count was not decreased when renaming unused files on NFS mounted file systems. This may have resulted in poor performance. With this update, the link count is decreased in these situations, the same as is done for other file operations, such as unlink and rmdir. (BZ#501802)

* tcp_ack() cleared the probes_out variable even if there were outstanding packets. When low TCP keepalive intervals were used, this bug may have caused problems, such as connections terminating, when using remote tools such as rsh and rlogin. (BZ#501754)

* off-by-one errors in the time normalization code could have caused clock_gettime() to return one billion nanoseconds, rather than adding an extra second. This bug could have caused the name service cache daemon (nscd) to consume excessive CPU resources. (BZ#501800)

* a system panic could occur when one thread read '/proc/bus/input/devices' while another was removing a device. With this update, a mutex has been added to protect the input_dev_list and input_handler_list variables, which resolves this issue. (BZ#501804)

* using netdump may have caused a kernel deadlock on some systems.
(BZ#504565)

* the file system mask, which lists capabilities for users with a file system user ID (fsuid) of 0, was missing the CAP_MKNOD and CAP_LINUX_IMMUTABLE capabilities. This could, potentially, allow users with an fsuid other than 0 to perform actions on some file system types that would otherwise be prevented. This update adds these capabilities. (BZ#497269)

All Red Hat Enterprise Linux 4 users should upgrade to these updated packages, which contain backported patches to resolve these issues.
Note: The system must be rebooted for this update to take effect.

The openSUSE 11.1 kernel was updated to fix various bugs and several security issues. It was also updated to the stable release 2.6.27.25.

Following security issues were fixed: CVE-2009-1961: A local denial of service problem in the splice(2) system call was fixed.

CVE-2009-1389: A crash on r8169 network cards when receiving large packets was fixed.

CVE-2009-1385: Integer underflow in the e1000_clean_rx_irq function in drivers/net/e1000/e1000_main.c in the e1000 driver in the Linux kernel, the e1000e driver in the Linux kernel, and Intel Wired Ethernet (aka e1000) before 7.5.5 allows remote attackers to cause a denial of service (panic) via a crafted frame size.

CVE-2009-1630: The nfs_permission function in fs/nfs/dir.c in the NFS client implementation in the Linux kernel, when atomic_open is available, does not check execute (aka EXEC or MAY_EXEC) permission bits, which allows local users to bypass permissions and execute files, as demonstrated by files on an NFSv4 fileserver

This kernel update for openSUSE 11.0 fixes some bugs and several security problems.

The following security issues are fixed: CVE-2009-2692: A missing NULL pointer check in the socket sendpage function can be used by local attackers to gain root privileges.

CVE-2009-2406: A kernel stack overflow when mounting eCryptfs filesystems in parse_tag_11_packet() was fixed. Code execution might be possible of ecryptfs is in use.

CVE-2009-2407: A kernel heap overflow when mounting eCryptfs filesystems in parse_tag_3_packet() was fixed. Code execution might be possible of ecryptfs is in use.

The compiler option -fno-delete-null-pointer-checks was added to the kernel build, and the -fwrapv compiler option usage was fixed to be used everywhere. This works around the compiler removing checks too aggressively.

CVE-2009-1389: A crash in the r8169 driver when receiving large packets was fixed. This is probably exploitable only in the local network.

CVE-2009-1895: Personality flags on set*id were not cleared correctly, so ASLR and NULL page protection could be bypassed.

CVE-2009-1046: A utf-8 console memory corruption that can be used for local privilege escalation was fixed.

The NULL page protection using mmap_min_addr was enabled (was disabled before).

No CVE yet: A sigaltstack kernel memory disclosure was fixed.

CVE-2008-5033: A local denial of service (Oops) in video4linux tvaudio was fixed.

CVE-2009-1385: A Integer underflow in the e1000_clean_rx_irq function in drivers/net/e1000/e1000_main.c in the e1000 driver the e1000e driver in the Linux kernel, and Intel Wired Ethernet (aka e1000) before 7.5.5 allows remote attackers to cause a denial of service (panic) via a crafted frame size.

Several vulnerabilities have been discovered in the Linux kernel that may lead to denial of service or privilege escalation. The Common Vulnerabilities and Exposures project identifies the following problems :

  - CVE-2009-1385     Neil Horman discovered a missing fix from the e1000     network driver. A remote user may cause a denial of     service by way of a kernel panic triggered by specially     crafted frame sizes.

  - CVE-2009-1389     Michael Tokarev discovered an issue in the r8169 network     driver. Remote users on the same LAN may cause a denial     of service by way of a kernel panic triggered by     receiving a large size frame.

  - CVE-2009-1630     Frank Filz discovered that local users may be able to     execute files without execute permission when accessed     via an nfs4 mount.

  - CVE-2009-1633     Jeff Layton and Suresh Jayaraman fixed several buffer     overflows in the CIFS filesystem which allow remote     servers to cause memory corruption.

  - CVE-2009-2692     Tavis Ormandy and Julien Tinnes discovered an issue with     how the sendpage function is initialized in the     proto_ops structure. Local users can exploit this     vulnerability to gain elevated privileges.

a. Service Console update for COS kernel

   The service console package kernel is updated to version 2.4.21-63.

   The Common Vulnerabilities and Exposures project (cve.mitre.org)    has assigned the names CVE-2008-5029, CVE-2008-5300, CVE-2009-1337,    CVE-2009-1385, CVE-2009-1895, CVE-2009-2848, CVE-2009-3002, and    CVE-2009-3547 to the security issues fixed in kernel-2.4.21-63.

   The Common Vulnerabilities and Exposures project (cve.mitre.org)    has assigned the names CVE-2009-2698, CVE-2009-2692 to the security    issues fixed in kernel-2.4.21-60.

ID	名称	产品	系列	发布时间	最近更新时间	严重程度
67904	Oracle Linux 5：カーネル（ELSA-2009-1193）	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2024/11/1	medium
43773	CentOS 5：カーネル（CESA-2009:1193）	Nessus	CentOS Local Security Checks	2010/1/6	2021/1/4	high
60609	Scientific Linux セキュリティ更新：SL4.x i386/x86_64 のカーネル	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2012/8/1	2021/1/14	high
67884	Oracle Linux 4：カーネル（ELSA-2009-1132）	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2021/8/24	high
44730	Debian DSA-1865-1：linux-2.6 - サービス拒否/権限昇格	Nessus	Debian Local Security Checks	2010/2/24	2021/1/4	high
47150	VMSA-2010-0010 : サービスコンソールカーネル用の ESX 3.5 サードパーティ更新	Nessus	VMware ESX Local Security Checks	2010/6/28	2021/1/6	high
60634	Scientific Linux Security Update : kernel for SL 5.x on i386/x86_64	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2012/8/1	2021/1/14	high
43773	CentOS 5 : kernel (CESA-2009:1193)	Nessus	CentOS Local Security Checks	2010/1/6	2021/1/4	high
67904	Oracle Linux 5 : kernel (ELSA-2009-1193)	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2024/11/1	medium
60609	Scientific Linux Security Update : kernel on SL4.x i386/x86_64	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2012/8/1	2021/1/14	high
67884	Oracle Linux 4 : kernel (ELSA-2009-1132)	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2021/8/24	high
40360	openSUSE Security Update : kernel (kernel-1097)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2009/7/24	2021/1/14	high
40783	openSUSE Security Update : kernel (kernel-1211)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2009/8/27	2021/1/14	high
44730	Debian DSA-1865-1 : linux-2.6 - denial of service/privilege escalation	Nessus	Debian Local Security Checks	2010/2/24	2021/1/4	high
47150	VMSA-2010-0010 : ESX 3.5 third-party update for Service Console kernel	Nessus	VMware ESX Local Security Checks	2010/6/28	2021/1/6	high

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