この更新では、SUSE Linux Enterprise 10 SP 2 カーネルの複数のセキュリティ問題と様々なバグが修正されます。

次のセキュリティの問題が修正されました：CVE-2009-3939：megaraid_sas ドライバーの sysctl 変数は誰でも書き込むことができるため、ローカルユーザーがサービス拒否を引き起こしたり、コードを実行したりする可能性があります。

- 2.6.32-rc7 以前の Linux カーネルにおける drivers/isdn/hisax/hfc_usb.c の collect_rx_frame 関数により、ISDN に到達してバッファアンダーリードを発生させるように細工された HDLC パケットを介して、攻撃者が詳細不明の影響を及ぼすことが可能です。（CVE-2009-4005）

- GDTH RAID ドライバーの ioctl における負のオフセットは修正済みです。（CVE-2009-3080）

- Linux カーネルの fuse サブシステムの fs/fuse/file.c にある fuse_direct_io 関数を使用して、攻撃者が、メモリ消費攻撃に関連する可能性があるベクトルを介してサービス拒否（無効なポインターデリファレンスおよび OOPS）を発生させることができる可能性があります。（CVE-2009-4021）

- 2.6.27 より前の Linux カーネルの megaraid_sas ドライバー用の dbg_lvl ファイルには誰でも書き込める権限があり、これによってローカルユーザーは、このファイルを変更することで、ドライバーの（1）挙動および（2）ロギングレベルを変更することができます。（CVE-2009-3889）

- appletalk および ipddp モジュールが読み込まれても、ipddp'N’デバイスが見つからない場合に Linux カーネルの appletalk サブシステムで発生するメモリリークによって、リモートの攻撃者が IP-DDP データグラムを介してサービス拒否（メモリの消費）を引き起こすことができます。（CVE-2009-2903）

- Linux カーネルの net/unix/af_unix.c によってローカルユーザーは、abstract-namespace AF_UNIX リスニングソケットを作成し、このソケットでシャットダウン操作を実行してからこのソケットへの一連の接続操作を実行することで、サービス拒否（システムハングアップ）を発生させることができます。（CVE-2009-3621）

- 2.6.32-rc5、および 2.4.37.6 以前の Linux カーネル 2.6.x では、netlink サブシステムの中の net/sched/cls_api.c の tcf_fill_node 関数が特定の tcm__pad2 構造体のメンバを初期化しないため、指定されないベクタを介してローカルユーザーがカーネルメモリから機密情報を取得できる可能性があります。注：この問題は、CVE-2005-4881 の修正が不完全なために存在しています。（CVE-2009-3612/ CVE-2005-4881）

- Linux カーネルの ATI Rage 128（aka r128）ドライバーが Concurrent Command Engine （CCE）の状態初期化を正しく検証しないため、ローカルユーザーがサービス拒否（NULL ポインターデリファレンスおよびシステムクラッシュ）を発生したり、指定されない ioctl 呼び出しを介して権限を取得する可能性があります。（CVE-2009-3620）

- Linux カーネルの NFSv4 クライアントの fs/nfs/nfs4proc.c の中の nfs4_proc_lock 関数により、リモート NFS サーバーで正しくないファイル属性を含むある種の応答が送信され、サービス拒否（NULL ポインターデリファレンスとパニック）を発生させ、NFSv4 状態のない開いているファイルの使用試行をトリガーする可能性があります。
 （CVE-2009-3726）

- Linux カーネルの drivers/net/r8169.c の r8169 ドライバーの swiotlb 機能により、リモートの攻撃者が、大量のネットワークトラフィックに対してジャンボフレームを使用することで、サービス拒否（IOMMU スペースの枯渇およびシステムクラッシュ）を引き起こすことが可能です。これは、ping のフラッディングによって実証されています。（CVE-2009-3613）

rio および sx シリアルマルチポートカードドライバーは、重大なバグにより modprobe ブラックリストを介して無効にされています。

完全な変更リストについては、RPM 変更ログを参照してください。

セキュリティ修正：

- Linux カーネルの NFSv4 の実装で、NULL ポインターデリファレンスの欠陥が見つかりました。NFSv4 ファイルのロック機能のいくつかで、サーバーでファイルが開かれているか確認されないまま、そのファイルにロック操作が実行されていました。NFSv4 共有がマウントされたシステムでの権限のないローカルユーザーが、この欠陥を利用して、カーネルパニック（サービス拒否）を引き起こすことや、権限を昇格する可能性があります。（CVE-2009-3726、重要度高）

- Linux カーネルのストリーム制御転送プロトコル（SCTP）の実装の sctp_process_unk_param() 関数に欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者が、特別に細工された SCTP パケットをターゲットシステムの SCTP リスニングポートに送信する可能性があります。これにより、カーネルパニック（サービス拒否）が引き起こされます。（CVE-2010-1173、重要度高）

- Linux カーネルのキー管理機能において、名前によるキーリング検索と解放されたキーリング破棄の間の競合状態が見つかりました。権限のないローカルユーザーは、この欠陥を利用してカーネルパニック（サービス拒否）を引き起こしたり、自分の権限を昇格させたりすることがあります。（CVE-2010-1437、重要度高）

Red Hat は、CVE-2009-3726 について責任を持って報告していただいた Simon Vallet 氏、CVE-2010-1173 について責任を持って報告していただいた Codenomicon Ltd、Nokia Siemens Networks、Wind River の Jukka Taimisto 氏、Olli Jarva 氏に、顧客の代理として感謝の意を表します。

バグ修正：

- RHBA-2007:0791 は、Journaling Block Device（JBD）で回帰を導入しました。特定の状況で、大きなファイル（300 MB 以上など）を削除しても、非アクティブのメモリが解放されず、システムに多量の非アクティブメモリがもたらされました。そのようなメモリは適切に解放されるようになりました。（BZ#589155）

- timer_interrupt() ルーチンは、失われた実際のティックを論理ティックに正しく調整していませんでした。これにより、64 ビットの Scientific Linux 4 KVM（カーネルベースの仮想マシン）ゲストを、1 より大きい値に設定された「divider=x」カーネルパラメーターで起動した場合に、タイムドリフトを引き起こす可能性がありました。メッセージ「警告：多くのティックが失われています」が影響を受けるゲストシステムにログ記録されていることがあります。（BZ#590551）

- あるバグにより、所定の NFSv3 ファイルシステムにおけるファイルに対して、NFSv3 クライアントは、最新のほぼすべてのファイル属性を保持できないようになっていた可能性があります。あるファイルを削除して同じ名前のディレクトリに置き換えた場合など、ファイルタイプを変更した場合に、stat(2) が呼び出される（たとえば「ls -l」を実行することによって）まで、NFSv3 クライアントがこの変更に気が付かないないことがありました。（BZ#596372）

- RHBA-2007:0791 は、Linux カーネルの PCI-X サブシステムでバグを導入しました。これにより、BIOS によってデフォルトの最大メモリ読み取りバイトカウント（MMRBC）が 4096 に設定され、 Intel PRO/1000 Linux ドライバー（e1000）も使用される一部のシステムで、システムデッドロックが発生している可能性があります。「e1000: eth[x]: e1000_clean_tx_irq: Detected Tx Unit Hang」などのエラーがログに記録されました。（BZ#596374）

- ネットワークストレスが厳しい状態で、さらに virtio-net ネットワークドライバーを使用すると、KVM ゲストでメモリが不足する状態になるため、そのゲストは、ネットワークトラフィックを受信できなくなっていた可能性があります。ユーザーが、 virtio_net モジュールを手動で削除し、再度追加してネットワークサービスを再起動しないと、ネットワーキングが予期したとおりに機能しませんでした。このようなメモリ状態によって KVM ゲストのネットワークトラフィック受信が妨げられるなることは、なくなりました。（BZ#597310）

- キューサイズを 2 パケットに制限する SFQ qdisc がネットワークインターフェイスに追加される場合、そのインターフェイス経由でトラフィックを送信すると、カーネルクラッシュをもたらしていました。このような qdisc によってカーネルクラッシュが発生することは、なくなりました。
 （BZ#597312）

- NFS クライアントは、O_TRUNC フラグが設定されたファイルを開くと、有効な stateid を受け取りますが、その stateid を使用して SETATTR 呼び出しを行うことはありませんでした。そのような場合は、「NFS4ERR_BAD_STATEID」エラーによって、 Red Hat Enterprise Linux 4 NFS サーバーに拒否され、一部の NFS クライアントで NFS ファイルシステムにファイルを書き込むことが、妨げられる可能性があります。
 （BZ#597314）

この更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

複数のセキュリティ問題と複数のバグを修正した更新済みカーネルパッケージが Red Hat Enterprise Linux 5 で利用可能になりました。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新に重大なセキュリティインパクトがあると評価しています。

カーネルパッケージには Linux オペレーティングシステムのコアである Linux カーネルが含まれています。

セキュリティ修正：

* r128 ドライバーにおける NULL ポインターデリファレンスの欠陥。同時コマンドエンジンの状態が初期化されたかどうかをテストするチェックがプライベート IOCTL 機能で欠落していました。攻撃者はこれらの欠陥を悪用して、ローカルのサービス拒否を引き起こしたり、自分の権限を上げたりすることができます。（CVE-2009-3620、重要度高）

* NFSv4 実装における NULL ポインターデリファレンスの欠陥。いくつかの NFSv4 ファイルロック機能で、ファイルがロック操作を実行する前にサーバー上で開いていたかどうかを確認できませんでした。NFSv4 シェアをマウントしたシステム上のローカルユーザーはこの欠陥を悪用して、サービス拒否を引き起こしたり、自分の権限を上げたりすることができます。
（CVE-2009-3726、重要度高）

* tcf_fill_node() の欠陥。この関数における特定のデータ構造が、ユーザー空間にコピーされる前に正しく初期化されていませんでした。これにより、情報漏洩が発生する可能性があります。（CVE-2009-3612、重要度中）

* unix_stream_connect() で、UNIX ドメインソケットがシャットダウン状態にあるかどうかをチェックしませんでした。これは、デッドロックにつながる可能性があります。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、サービス拒否を引き起こす可能性があります。
（CVE-2009-3621、重要度中）

Knowledge Base DOC-20536 には、NULL ポインターデリファレンスの欠陥を緩和する手順があります。

バグ修正：

* 頻繁に CPU をオンラインとオフラインに切り換えたため、いくつかのシステムでカーネルパニックを引き起こしました。（BZ#545583）

* LSI 論理 LSI53C1030 Ultra320 SCSI コントローラーについて、送信されたコマンド読み取りによって、間違ったデータを受信し、正しいデータ転送を妨げることがあります。
（BZ#529308）

* pciehp は、一部のシステムで PCI Express ホットプラグスロットを検出できませんでした。
（BZ#530383）

* ソフトロックアップ：dcache_lock で競合を通知します。
（BZ#533822、BZ#537019）

* 優先度で順番付けをしたリストが、所定の mutex で待機しているスレッドで使用されます。（BZ#533858）

* DLM のデッドロックにより GFS2 ファイルシステムのロックアップを引き起こすことがあります。
（BZ#533859）

* 監査サブシステムの use-after-free バグにより、usermod 実行中に特定のシステムがクラッシュしました。（BZ#533861）

* 特定のハードウェア構成で、Broadcom iSCSI オフロードドライバー（bnx2i.ko および cnic.ko）をロードした際にカーネルパニック。（BZ#537014）

* qla2xxx：MSI-X を有効にして、それをコントロールするためのモジュールパラメーターを正しく処理します。これにより、特定のシステムのパフォーマンスが向上します。（BZ#537020）

* システム上の cpuaffinity ファイルを読み取る際にシステムクラッシュ。
（BZ#537346）

* 多くの論理 CPU をもつシステムで一時停止/再開に問題。例：BX-EX。（BZ#539674）

* レガシー PCI バスチェックで off-by-one エラー。（BZ#539675）

* TSC は、複数のクラスター化した APIC のあるシステムで利用可能になりませんでした。
これは、時間に依存するアプリケーションのパフォーマンス低下を引き起こすことがあります。
（BZ#539676）

* ACPI：ARB_DISABLE は、それを必要としないプラットフォーム上では無効化されるようになりました。
（BZ#539677）

* コアおよび出力認識スケジュール問題のノードと、特定の AMD Opteron プロセッサでの起動時のカーネルパニックを修正します。（BZ#539678、BZ#540469、BZ#539680、 BZ#539682）

* 一部の AMD Opteron システムにおける APIC タイマー中断問題により、全出力節約達成が阻止されました。（BZ#539681）

* 一部の新しい Intel プロセッサの一般 OProfile サポート。
（BZ#539683）

* MC とカーネル xen を使うシステム上で NUMA が有効にされた際の起動中にシステムクラッシュ。（BZ#539684）

* 一部の大規模システムで、スピンロックによるパフォーマンス問題。
（BZ#539685）

* 一部の AMD Opteron システムで IOMMU を有効にした際の APIC エラー。
（BZ#539687）

* 一部の AMD Opteron システムで、CPU をオフラインにして、その後オンラインにする操作を繰り返すことで、システムハングアップを引き起こしました。（BZ#539688）

* 一部のシステムで I/O ページ障害エラー。（BZ#539689）

* 一部のメモリ構成によって、カーネル xen カーネルを引き起し、一部の AMD Opteron システムで起動の失敗が起こることがあります。（BZ#539690）

* NMI ウオッチドッグがオフライン CPU で無効になりました。（BZ#539691）

* BX-EX システムの /proc/acpi/processor/ で重複ディレクトリ。
（BZ#539692）

* 特定の Broadcom デバイスで bnx2x を使用する際にリンクができませんでした。（BZ#540381）

ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を解決する必要があります。この更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

3 つのセキュリティ問題および複数のバグを修正する更新済みカーネルパッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 4 で使用できるようになりました。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新には重大なセキュリティ上の影響があると評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

カーネルパッケージには Linux オペレーティングシステムのコアである Linux カーネルが含まれています。

セキュリティ修正：

* NULL ポインターデリファレンス欠陥が、Linux カーネル NFSv4 実装で見つかりました。NFSv4 ファイルのロック機能のいくつかで、サーバーでファイルが開かれているか確認されないまま、そのファイルにロック操作が実行されていました。NFSv4 共有がマウントされたシステムでの権限のないローカルユーザーが、この欠陥を利用して、カーネルパニック（サービス拒否）を引き起こすことや、権限を昇格する可能性があります。
（CVE-2009-3726、重要度高）

* Linux カーネルのストリーム制御転送プロトコル（SCTP）の実装における sctp_process_unk_param() 関数で、欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者が、特別に細工された SCTP パケットをターゲットシステムの SCTP リスニングポートに送信する可能性があります。これにより、カーネルパニック（サービス拒否）が引き起こされます。（CVE-2010-1173、重要度高）

* Linux カーネルのキー管理機能に、名前によるキーリングの検索と解放されたキーリングの破壊の間での競合状態が見つかりました。権限のないローカルユーザーは、この欠陥を利用してカーネルパニック（サービス拒否）を引き起こしたり、自分の権限を昇格させたりすることがあります。（CVE-2010-1437、重要度高）

Red Hat は、CVE-2009-3726 について責任を持って報告していただいた Simon Vallet 氏、CVE-2010-1173 について責任を持って報告していただいた Codenomicon Ltd、Nokia Siemens Networks、Wind River の Jukka Taimisto 氏、Olli Jarva 氏に、顧客の代理として感謝の意を表します。

バグ修正：

* RHBA-2007:0791 によって Journaling Block Device (JBD).に回帰が導入されました。特定の状況で、大きなファイル（300 MB 以上など）を削除しても、非アクティブのメモリが解放されず、システムに多量の非アクティブメモリがもたらされました。そのようなメモリは適切に解放されるようになりました。（BZ#589155）

* timer_interrupt() ルーチンが、失われた実際のティックを論理ティックに適切に調整せず、「divider=x」カーネルパラメーターを 1 より大きな値に設定して起動した 64 ビット Red Hat Enterprise Linux 4 KVM （カーネルベースの仮想マシン）ゲストにタイムドリフトが発生する可能性がありました。メッセージ「警告：多くのティックが失われています」が影響を受けるゲストシステムにログ記録されていることがあります。（BZ#590551）

* バグによって、NFSv3 クライアントに、所定の NFSv3 ファイルシステムのファイルの、最新のファイル属性を取得できない可能性があります。あるファイルを削除して同じ名前のディレクトリに置き換えた場合など、ファイルタイプを変更した場合に、stat(2) が呼び出される（たとえば「ls -l」を実行することによって）まで、NFSv3 クライアントがこの変更に気が付かないないことがありました。（BZ#596372）

* RHBA-2007:0791 によって Linux カーネル PCI-X サブシステムにバグが取り込まれました。
これにより、BIOS によってデフォルトの最大メモリ読み取りバイトカウント（MMRBC）が 4096 に設定され、 Intel PRO/1000 Linux ドライバー（e1000）も使用される一部のシステムで、システムデッドロックが発生している可能性があります。「e1000: eth[x]: e1000_clean_tx_irq: Detected Tx Unit Hang」などのエラーがログに記録されました。（BZ#596374）

* virtio-net ネットワークドライバーを使用しており、ネットワークのストレスが厳しい状態での、KVM ゲストのメモリ不足状態により、ゲストがネットワークトラフィックを受信できない可能性があります。ユーザーが、 virtio_net モジュールを手動で削除し、再度追加してネットワークサービスを再起動しないと、ネットワーキングが予期したとおりに機能しませんでした。このようなメモリ状態によって KVM ゲストのネットワークトラフィック受信が妨げられるなることは、なくなりました。
（BZ#597310）

* キューサイズを 2 パケットに制限する SFQ qdisc がネットワークインターフェイスに追加されているとき、このインターフェイスを介してトラフィックを送信すると、カーネルクラッシュが発生しました。このような qdisc によってカーネルクラッシュが発生することは、なくなりました。（BZ#597312）

* 設定された O_TRUNC フラグを使って NFS クライアントでファイルを開くと、有効な stateid が受信されますが、その stateid は SETATTR 呼び出しを実行するために使用されませんでした。そのような場合は、「NFS4ERR_BAD_STATEID」エラーによって、 Red Hat Enterprise Linux 4 NFS サーバーに拒否され、一部の NFS クライアントで NFS ファイルシステムにファイルを書き込むことが、妨げられる可能性があります。（BZ#597314）

ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を解決する必要があります。この更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

This update fixes various bugs and some security issues in the SUSE Linux Enterprise 10 SP 3 kernel.

The following security issues were fixed: CVE-2009-3939: A sysctl variable of the megaraid_sas driver was worldwriteable, allowing local users to cause a denial of service or potential code execution.

  - The collect_rx_frame function in     drivers/isdn/hisax/hfc_usb.c in the Linux kernel before     2.6.32-rc7 allows attackers to have an unspecified     impact via a crafted HDLC packet that arrives over ISDN     and triggers a buffer under-read. (CVE-2009-4005)

  - A negative offset in a ioctl in the GDTH RAID driver was     fixed. (CVE-2009-3080)

  - The fuse_direct_io function in fs/fuse/file.c in the     fuse subsystem in the Linux kernel might allow attackers     to cause a denial of service (invalid pointer     dereference and OOPS) via vectors possibly related to a     memory-consumption attack. (CVE-2009-4021)

  - Memory leak in the appletalk subsystem in the Linux     kernel when the appletalk and ipddp modules are loaded     but the ipddp'N' device is not found, allows remote     attackers to cause a denial of service (memory     consumption) via IP-DDP datagrams. (CVE-2009-2903)

  - net/1/af_unix.c in the Linux kernel allows local users     to cause a denial of service (system hang) by creating     an abstract-namespace AF_UNIX listening socket,     performing a shutdown operation on this socket, and then     performing a series of connect operations to this     socket. (CVE-2009-3621)

  - The tcf_fill_node function in net/sched/cls_api.c in the     netlink subsystem in the Linux kernel 2.6.x before     2.6.32-rc5, and 2.4.37.6 and earlier, does not     initialize a certain tcm__pad2 structure member, which     might allow local users to obtain sensitive information     from kernel memory via unspecified vectors. NOTE: this     issue existed because of an incomplete fix for     CVE-2005-4881. (CVE-2009-3612 / CVE-2005-4881)

  - The ATI Rage 128 (aka r128) driver in the Linux kernel     does not properly verify Concurrent Command Engine (CCE)     state initialization, which allows local users to cause     a denial of service (NULL pointer dereference and system     crash) or possibly gain privileges via unspecified ioctl     calls. (CVE-2009-3620)

  - The nfs4_proc_lock function in fs/nfs/nfs4proc.c in the     NFSv4 client in the Linux kernel allows remote NFS     servers to cause a denial of service (NULL pointer     dereference and panic) by sending a certain response     containing incorrect file attributes, which trigger     attempted use of an open file that lacks NFSv4 state.
    (CVE-2009-3726)

The rio and sx serial multiport card drivers were disabled via a modprobe blacklist due to severe bugs.

For a full list of changes, please read the RPM changelog.

This update fixes various security issues and some bugs in the SUSE Linux Enterprise 9 kernel.

The following security bugs were fixed :

  - A race condition in the pipe(2) systemcall could be used     by local attackers to execute code. (CVE-2009-3547)

  - On x86_64 systems a information leak of high register     contents (upper 32bit) was fixed. (CVE-2009-2910)

  - The (1) agp_generic_alloc_page and (2)     agp_generic_alloc_pages functions in     drivers/char/agp/generic.c in the agp subsystem in the     Linux kernel do not zero out pages that may later be     available to a user-space process, which allows local     users to obtain sensitive information by reading these     pages. (CVE-2009-1192)

  - Unsigned check in the ax25 socket handler could allow     local attackers to potentially crash the kernel or even     execute code. (CVE-2009-2909)

  - The execve function in the Linux kernel did not properly     clear the current->clear_child_tid pointer, which allows     local users to cause a denial of service (memory     corruption) or possibly gain privileges via a clone     system call with CLONE_CHILD_SETTID or     CLONE_CHILD_CLEARTID enabled, which is not properly     handled during thread creation and exit. (CVE-2009-2848)

  - Fixed various sockethandler getname leaks, which could     disclose memory previously used by the kernel or other     userland processes to the local attacker.
    (CVE-2009-3002)

  - Multiple buffer overflows in the cifs subsystem in the     Linux kernel allow remote CIFS servers to cause a denial     of service (memory corruption) and possibly have     unspecified other impact via (1) a malformed Unicode     string, related to Unicode string area alignment in     fs/cifs/sess.c; or (2) long Unicode characters, related     to fs/cifs/cifssmb.c and the cifs_readdir function in     fs/cifs/readdir.c. (CVE-2009-1633)

  - The nfs4_proc_lock function in fs/nfs/nfs4proc.c in the     NFSv4 client in the allows remote NFS servers to cause a     denial of service (NULL pointer dereference and panic)     by sending a certain response containing incorrect file     attributes, which trigger attempted use of an open file     that lacks NFSv4 state. (CVE-2009-3726)

This update fixes a several security issues and various bugs in the SUSE Linux Enterprise 10 SP 2 kernel.

The following security issues were fixed: CVE-2009-3939: A sysctl variable of the megaraid_sas driver was worldwriteable, allowing local users to cause a denial of service or potential code execution.

  - The collect_rx_frame function in     drivers/isdn/hisax/hfc_usb.c in the Linux kernel before     2.6.32-rc7 allows attackers to have an unspecified     impact via a crafted HDLC packet that arrives over ISDN     and triggers a buffer under-read. (CVE-2009-4005)

  - A negative offset in a ioctl in the GDTH RAID driver was     fixed. (CVE-2009-3080)

  - The fuse_direct_io function in fs/fuse/file.c in the     fuse subsystem in the Linux kernel might allow attackers     to cause a denial of service (invalid pointer     dereference and OOPS) via vectors possibly related to a     memory-consumption attack. (CVE-2009-4021)

  - The dbg_lvl file for the megaraid_sas driver in the     Linux kernel before 2.6.27 has world-writable     permissions, which allows local users to change the (1)     behavior and (2) logging level of the driver by     modifying this file. (CVE-2009-3889)

  - Memory leak in the appletalk subsystem in the Linux     kernel when the appletalk and ipddp modules are loaded     but the ipddp'N' device is not found, allows remote     attackers to cause a denial of service (memory     consumption) via IP-DDP datagrams. (CVE-2009-2903)

  - net/unix/af_unix.c in the Linux kernel allows local     users to cause a denial of service (system hang) by     creating an abstract-namespace AF_UNIX listening socket,     performing a shutdown operation on this socket, and then     performing a series of connect operations to this     socket. (CVE-2009-3621)

  - The tcf_fill_node function in net/sched/cls_api.c in the     netlink subsystem in the Linux kernel 2.6.x before     2.6.32-rc5, and 2.4.37.6 and earlier, does not     initialize a certain tcm__pad2 structure member, which     might allow local users to obtain sensitive information     from kernel memory via unspecified vectors. NOTE: this     issue existed because of an incomplete fix for     CVE-2005-4881. (CVE-2009-3612 / CVE-2005-4881)

  - The ATI Rage 128 (aka r128) driver in the Linux kernel     does not properly verify Concurrent Command Engine (CCE)     state initialization, which allows local users to cause     a denial of service (NULL pointer dereference and system     crash) or possibly gain privileges via unspecified ioctl     calls. (CVE-2009-3620)

  - The nfs4_proc_lock function in fs/nfs/nfs4proc.c in the     NFSv4 client in the Linux kernel allows remote NFS     servers to cause a denial of service (NULL pointer     dereference and panic) by sending a certain response     containing incorrect file attributes, which trigger     attempted use of an open file that lacks NFSv4 state.
    (CVE-2009-3726)

  - The swiotlb functionality in the r8169 driver in     drivers/net/r8169.c in the Linux kernel allows remote     attackers to cause a denial of service (IOMMU space     exhaustion and system crash) by using jumbo frames for a     large amount of network traffic, as demonstrated by a     flood ping. (CVE-2009-3613)

The rio and sx serial multiport card drivers were disabled via a modprobe blacklist due to severe bugs.

For a full list of changes, please read the RPM changelog.

a. vMA and Service Console update for newt to 0.52.2-12.el5_4.1

   Newt is a programming library for color text mode, widget based    user interfaces. Newt can be used to add stacked windows, entry    widgets, checkboxes, radio buttons, labels, plain text fields,    scrollbars, etc., to text mode user interfaces.

   A heap-based buffer overflow flaw was found in the way newt    processes content that is to be displayed in a text dialog box.
   A local attacker could issue a specially crafted text dialog box    display request (direct or via a custom application), leading to a    denial of service (application crash) or, potentially, arbitrary    code execution with the privileges of the user running the    application using the newt library.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the name CVE-2009-2905 to this issue.

b. vMA and Service Console update for vMA package nfs-utils to    1.0.9-42.el5

   The nfs-utils package provides a daemon for the kernel NFS server    and related tools.

   It was discovered that nfs-utils did not use tcp_wrappers    correctly.  Certain hosts access rules defined in '/etc/hosts.allow'    and '/etc/hosts.deny' may not have been honored, possibly allowing    remote attackers to bypass intended access restrictions.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the name CVE-2008-4552 to this issue.

c. vMA and Service Console package glib2 updated to 2.12.3-4.el5_3.1

   GLib is the low-level core library that forms the basis for    projects such as GTK+ and GNOME. It provides data structure    handling for C, portability wrappers, and interfaces for such    runtime functionality as an event loop, threads, dynamic loading,    and an object system.

   Multiple integer overflows in glib/gbase64.c in GLib before 2.20    allow context-dependent attackers to execute arbitrary code via a    long string that is converted either from or to a base64    representation.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the name CVE-2008-4316 to this issue.

d. vMA and Service Console update for openssl to 0.9.8e-12.el5

   SSL is a toolkit implementing SSL v2/v3 and TLS protocols with full-    strength cryptography world-wide.

   Multiple denial of service flaws were discovered in OpenSSL's DTLS    implementation. A remote attacker could use these flaws to cause a    DTLS server to use excessive amounts of memory, or crash on an    invalid memory access or NULL pointer dereference.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the names CVE-2009-1377, CVE-2009-1378,    CVE-2009-1379, CVE-2009-1386, CVE-2009-1387 to these issues.

   An input validation flaw was found in the handling of the BMPString    and UniversalString ASN1 string types in OpenSSL's    ASN1_STRING_print_ex() function. An attacker could use this flaw to    create a specially crafted X.509 certificate that could cause    applications using the affected function to crash when printing    certificate contents.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the name CVE-2009-0590 to this issue.

e. vMA and Service Console package bind updated to 9.3.6-4.P1.el5_4.1

   It was discovered that BIND was incorrectly caching responses    without performing proper DNSSEC validation, when those responses    were received during the resolution of a recursive client query    that requested DNSSEC records but indicated that checking should be    disabled. A remote attacker could use this flaw to bypass the DNSSEC    validation check and perform a cache poisoning attack if the target    BIND server was receiving such client queries.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the name CVE-2009-4022 to this issue.

f. vMA and Service Console package expat updated to 1.95.8-8.3.el5_4.2.

   Two buffer over-read flaws were found in the way Expat handled    malformed UTF-8 sequences when processing XML files. A specially-    crafted XML file could cause applications using Expat to fail while    parsing the file.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the names CVE-2009-3560 and CVE-2009-3720 to these    issues.

g. vMA and Service Console package openssh update to 4.3p2-36.el5_4.2

   A Red Hat specific patch used in the openssh packages as shipped in    Red Hat Enterprise Linux 5.4 (RHSA-2009:1287) loosened certain    ownership requirements for directories used as arguments for the    ChrootDirectory configuration options. A malicious user that also    has or previously had non-chroot shell access to a system could    possibly use this flaw to escalate their privileges and run    commands as any system user.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the name CVE-2009-2904 to this issue.

h. vMA and Service Console package ntp updated to    ntp-4.2.2p1-9.el5_4.1.i386.rpm

   A flaw was discovered in the way ntpd handled certain malformed NTP    packets. ntpd logged information about all such packets and replied    with an NTP packet that was treated as malformed when received by    another ntpd. A remote attacker could use this flaw to create an NTP    packet reply loop between two ntpd servers through a malformed packet    with a spoofed source IP address and port, causing ntpd on those    servers to use excessive amounts of CPU time and fill disk space with    log messages.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the name CVE-2009-3563 to this issue.   

i. vMA update for package kernel to 2.6.18-164.9.1.el5

   Updated vMA package kernel addresses the security issues listed    below.

   The Common Vulnerabilities and Exposures project (cve.mitre.org)    has assigned the name CVE-2009-2849 to the security issue fixed in    kernel 2.6.18-128.2.1

   The Common Vulnerabilities and Exposures project (cve.mitre.org)    has assigned the names CVE-2009-2695, CVE-2009-2908, CVE-2009-3228,    CVE-2009-3286, CVE-2009-3547, CVE-2009-3613 to the security issues    fixed in kernel 2.6.18-128.6.1

   The Common Vulnerabilities and Exposures project (cve.mitre.org)    has assigned the names CVE-2009-3612, CVE-2009-3620, CVE-2009-3621,    CVE-2009-3726 to the security issues fixed in kernel    2.6.18-128.9.1

j. vMA 4.0 updates for the packages kpartx, libvolume-id,    device-mapper-multipath, fipscheck, dbus, dbus-libs, and ed

   kpartx updated to 0.4.7-23.el5_3.4, libvolume-id updated to    095-14.20.el5 device-mapper-multipath package updated to    0.4.7-23.el5_3.4, fipscheck updated to 1.0.3-1.el5, dbus    updated to 1.1.2-12.el5, dbus-libs updated to 1.1.2-12.el5,    and ed package updated to 0.2-39.el5_2.

   The Common Vulnerabilities and Exposures Project (cve.mitre.org)    has assigned the names CVE-2008-3916, CVE-2009-1189 and    CVE-2009-0115 to these issues.

The remote VMware ESX host is missing a security-related patch. It is, therefore, affected by multiple vulnerabilities, including remote code execution vulnerabilities, in several third-party components and libraries :

  - bind
  - expat
  - glib2
  - Kernel
  - newt
  - nfs-utils
  - NTP
  - OpenSSH
  - OpenSSL

The remote OracleVM system is missing necessary patches to address critical security updates : please see Oracle VM Security Advisory OVMSA-2013-0039 for details.

Security fixes :

  - a NULL pointer dereference flaw was found in the Linux     kernel NFSv4 implementation. Several of the NFSv4 file     locking functions failed to check whether a file had     been opened on the server before performing locking     operations on it. A local, unprivileged user on a system     with an NFSv4 share mounted could possibly use this flaw     to cause a kernel panic (denial of service) or escalate     their privileges. (CVE-2009-3726, Important)

  - a flaw was found in the sctp_process_unk_param()     function in the Linux kernel Stream Control Transmission     Protocol (SCTP) implementation. A remote attacker could     send a specially crafted SCTP packet to an SCTP     listening port on a target system, causing a kernel     panic (denial of service). (CVE-2010-1173, Important)

  - a race condition between finding a keyring by name and     destroying a freed keyring was found in the Linux kernel     key management facility. A local, unprivileged user     could use this flaw to cause a kernel panic (denial of     service) or escalate their privileges. (CVE-2010-1437,     Important)

Red Hat would like to thank Simon Vallet for responsibly reporting CVE-2009-3726; and Jukka Taimisto and Olli Jarva of Codenomicon Ltd, Nokia Siemens Networks, and Wind River on behalf of their customer, for responsibly reporting CVE-2010-1173.

Bug fixes :

  - RHBA-2007:0791 introduced a regression in the Journaling     Block Device (JBD). Under certain circumstances,     removing a large file (such as 300 MB or more) did not     result in inactive memory being freed, leading to the     system having a large amount of inactive memory. Now,     the memory is correctly freed. (BZ#589155)

  - the timer_interrupt() routine did not scale lost real     ticks to logical ticks correctly, possibly causing time     drift for 64-bit Scientific Linux 4 KVM (Kernel-based     Virtual Machine) guests that were booted with the     'divider=x' kernel parameter set to a value greater than     1. 'warning: many lost ticks' messages may have been     logged on the affected guest systems. (BZ#590551)

  - a bug could have prevented NFSv3 clients from having the     most up-to-date file attributes for files on a given     NFSv3 file system. In cases where a file type changed,     such as if a file was removed and replaced with a     directory of the same name, the NFSv3 client may not     have noticed this change until stat(2) was called (for     example, by running 'ls -l'). (BZ#596372)

  - RHBA-2007:0791 introduced bugs in the Linux kernel PCI-X     subsystem. These could have caused a system deadlock on     some systems where the BIOS set the default Maximum     Memory Read Byte Count (MMRBC) to 4096, and that also     use the Intel PRO/1000 Linux driver, e1000. Errors such     as 'e1000: eth[x]: e1000_clean_tx_irq: Detected Tx Unit     Hang' were logged. (BZ#596374)

  - an out of memory condition in a KVM guest, using the     virtio-net network driver and also under heavy network     stress, could have resulted in that guest being unable     to receive network traffic. Users had to manually remove     and re-add the virtio_net module and restart the network     service before networking worked as expected. Such     memory conditions no longer prevent KVM guests receiving     network traffic. (BZ#597310)

  - when an SFQ qdisc that limited the queue size to two     packets was added to a network interface, sending     traffic through that interface resulted in a kernel     crash. Such a qdisc no longer results in a kernel crash.
    (BZ#597312)

  - when an NFS client opened a file with the O_TRUNC flag     set, it received a valid stateid, but did not use that     stateid to perform the SETATTR call. Such cases were     rejected by Red Hat Enterprise Linux 4 NFS servers with     an 'NFS4ERR_BAD_STATEID' error, possibly preventing some     NFS clients from writing files to an NFS file system.
    (BZ#597314)

The system must be rebooted for this update to take effect.

Updated kernel packages that fix multiple security issues and several bugs are now available for Red Hat Enterprise Linux 5.

This update has been rated as having important security impact by the Red Hat Security Response Team.

The kernel packages contain the Linux kernel, the core of any Linux operating system.

Security fixes :

* NULL pointer dereference flaws in the r128 driver. Checks to test if the Concurrent Command Engine state was initialized were missing in private IOCTL functions. An attacker could use these flaws to cause a local denial of service or escalate their privileges. (CVE-2009-3620, Important)

* a NULL pointer dereference flaw in the NFSv4 implementation. Several NFSv4 file locking functions failed to check whether a file had been opened on the server before performing locking operations on it. A local user on a system with an NFSv4 share mounted could possibly use this flaw to cause a denial of service or escalate their privileges.
(CVE-2009-3726, Important)

* a flaw in tcf_fill_node(). A certain data structure in this function was not initialized properly before being copied to user-space. This could lead to an information leak. (CVE-2009-3612, Moderate)

* unix_stream_connect() did not check if a UNIX domain socket was in the shutdown state. This could lead to a deadlock. A local, unprivileged user could use this flaw to cause a denial of service.
(CVE-2009-3621, Moderate)

Knowledgebase DOC-20536 has steps to mitigate NULL pointer dereference flaws.

Bug fixes :

* frequently changing a CPU between online and offline caused a kernel panic on some systems. (BZ#545583)

* for the LSI Logic LSI53C1030 Ultra320 SCSI controller, read commands sent could receive incorrect data, preventing correct data transfer.
(BZ#529308)

* pciehp could not detect PCI Express hot plug slots on some systems.
(BZ#530383)

* soft lockups: inotify race and contention on dcache_lock.
(BZ#533822, BZ#537019)

* priority ordered lists are now used for threads waiting for a given mutex. (BZ#533858)

* a deadlock in DLM could cause GFS2 file systems to lock up.
(BZ#533859)

* use-after-free bug in the audit subsystem crashed certain systems when running usermod. (BZ#533861)

* on certain hardware configurations, a kernel panic when the Broadcom iSCSI offload driver (bnx2i.ko and cnic.ko) was loaded. (BZ#537014)

* qla2xxx: Enabled MSI-X, and correctly handle the module parameter to control it. This improves performance for certain systems. (BZ#537020)

* system crash when reading the cpuaffinity file on a system.
(BZ#537346)

* suspend-resume problems on systems with lots of logical CPUs, e.g.
BX-EX. (BZ#539674)

* off-by-one error in the legacy PCI bus check. (BZ#539675)

* TSC was not made available on systems with multi-clustered APICs.
This could cause slow performance for time-sensitive applications.
(BZ#539676)

* ACPI: ARB_DISABLE now disabled on platforms that do not need it.
(BZ#539677)

* fix node to core and power-aware scheduling issues, and a kernel panic during boot on certain AMD Opteron processors. (BZ#539678, BZ#540469, BZ#539680, BZ#539682)

* APIC timer interrupt issues on some AMD Opteron systems prevented achieving full power savings. (BZ#539681)

* general OProfile support for some newer Intel processors.
(BZ#539683)

* system crash during boot when NUMA is enabled on systems using MC and kernel-xen. (BZ#539684)

* on some larger systems, performance issues due to a spinlock.
(BZ#539685)

* APIC errors when IOMMU is enabled on some AMD Opteron systems.
(BZ#539687)

* on some AMD Opteron systems, repeatedly taking a CPU offline then online caused a system hang. (BZ#539688)

* I/O page fault errors on some systems. (BZ#539689)

* certain memory configurations could cause the kernel-xen kernel to fail to boot on some AMD Opteron systems. (BZ#539690)

* NMI watchdog is now disabled for offline CPUs. (BZ#539691)

* duplicate directories in /proc/acpi/processor/ on BX-EX systems.
(BZ#539692)

* links did not come up when using bnx2x with certain Broadcom devices. (BZ#540381)

Users should upgrade to these updated packages, which contain backported patches to correct these issues. The system must be rebooted for this update to take effect.

From Red Hat Security Advisory 2010:0474 :

Updated kernel packages that fix three security issues and several bugs are now available for Red Hat Enterprise Linux 4.

The Red Hat Security Response Team has rated this update as having important security impact. Common Vulnerability Scoring System (CVSS) base scores, which give detailed severity ratings, are available for each vulnerability from the CVE links in the References section.

The kernel packages contain the Linux kernel, the core of any Linux operating system.

Security fixes :

* a NULL pointer dereference flaw was found in the Linux kernel NFSv4 implementation. Several of the NFSv4 file locking functions failed to check whether a file had been opened on the server before performing locking operations on it. A local, unprivileged user on a system with an NFSv4 share mounted could possibly use this flaw to cause a kernel panic (denial of service) or escalate their privileges.
(CVE-2009-3726, Important)

* a flaw was found in the sctp_process_unk_param() function in the Linux kernel Stream Control Transmission Protocol (SCTP) implementation. A remote attacker could send a specially crafted SCTP packet to an SCTP listening port on a target system, causing a kernel panic (denial of service). (CVE-2010-1173, Important)

* a race condition between finding a keyring by name and destroying a freed keyring was found in the Linux kernel key management facility. A local, unprivileged user could use this flaw to cause a kernel panic (denial of service) or escalate their privileges. (CVE-2010-1437, Important)

Red Hat would like to thank Simon Vallet for responsibly reporting CVE-2009-3726; and Jukka Taimisto and Olli Jarva of Codenomicon Ltd, Nokia Siemens Networks, and Wind River on behalf of their customer, for responsibly reporting CVE-2010-1173.

Bug fixes :

* RHBA-2007:0791 introduced a regression in the Journaling Block Device (JBD). Under certain circumstances, removing a large file (such as 300 MB or more) did not result in inactive memory being freed, leading to the system having a large amount of inactive memory. Now, the memory is correctly freed. (BZ#589155)

* the timer_interrupt() routine did not scale lost real ticks to logical ticks correctly, possibly causing time drift for 64-bit Red Hat Enterprise Linux 4 KVM (Kernel-based Virtual Machine) guests that were booted with the 'divider=x' kernel parameter set to a value greater than 1. 'warning: many lost ticks' messages may have been logged on the affected guest systems. (BZ#590551)

* a bug could have prevented NFSv3 clients from having the most up-to-date file attributes for files on a given NFSv3 file system. In cases where a file type changed, such as if a file was removed and replaced with a directory of the same name, the NFSv3 client may not have noticed this change until stat(2) was called (for example, by running 'ls -l'). (BZ#596372)

* RHBA-2007:0791 introduced bugs in the Linux kernel PCI-X subsystem.
These could have caused a system deadlock on some systems where the BIOS set the default Maximum Memory Read Byte Count (MMRBC) to 4096, and that also use the Intel PRO/1000 Linux driver, e1000. Errors such as 'e1000: eth[x]: e1000_clean_tx_irq: Detected Tx Unit Hang' were logged. (BZ#596374)

* an out of memory condition in a KVM guest, using the virtio-net network driver and also under heavy network stress, could have resulted in that guest being unable to receive network traffic. Users had to manually remove and re-add the virtio_net module and restart the network service before networking worked as expected. Such memory conditions no longer prevent KVM guests receiving network traffic.
(BZ#597310)

* when an SFQ qdisc that limited the queue size to two packets was added to a network interface, sending traffic through that interface resulted in a kernel crash. Such a qdisc no longer results in a kernel crash. (BZ#597312)

* when an NFS client opened a file with the O_TRUNC flag set, it received a valid stateid, but did not use that stateid to perform the SETATTR call. Such cases were rejected by Red Hat Enterprise Linux 4 NFS servers with an 'NFS4ERR_BAD_STATEID' error, possibly preventing some NFS clients from writing files to an NFS file system. (BZ#597314)

Users should upgrade to these updated packages, which contain backported patches to correct these issues. The system must be rebooted for this update to take effect.

Updated kernel packages that fix three security issues and several bugs are now available for Red Hat Enterprise Linux 4.

The Red Hat Security Response Team has rated this update as having important security impact. Common Vulnerability Scoring System (CVSS) base scores, which give detailed severity ratings, are available for each vulnerability from the CVE links in the References section.

The kernel packages contain the Linux kernel, the core of any Linux operating system.

Security fixes :

* a NULL pointer dereference flaw was found in the Linux kernel NFSv4 implementation. Several of the NFSv4 file locking functions failed to check whether a file had been opened on the server before performing locking operations on it. A local, unprivileged user on a system with an NFSv4 share mounted could possibly use this flaw to cause a kernel panic (denial of service) or escalate their privileges.
(CVE-2009-3726, Important)

* a flaw was found in the sctp_process_unk_param() function in the Linux kernel Stream Control Transmission Protocol (SCTP) implementation. A remote attacker could send a specially crafted SCTP packet to an SCTP listening port on a target system, causing a kernel panic (denial of service). (CVE-2010-1173, Important)

* a race condition between finding a keyring by name and destroying a freed keyring was found in the Linux kernel key management facility. A local, unprivileged user could use this flaw to cause a kernel panic (denial of service) or escalate their privileges. (CVE-2010-1437, Important)

Red Hat would like to thank Simon Vallet for responsibly reporting CVE-2009-3726; and Jukka Taimisto and Olli Jarva of Codenomicon Ltd, Nokia Siemens Networks, and Wind River on behalf of their customer, for responsibly reporting CVE-2010-1173.

Bug fixes :

* RHBA-2007:0791 introduced a regression in the Journaling Block Device (JBD). Under certain circumstances, removing a large file (such as 300 MB or more) did not result in inactive memory being freed, leading to the system having a large amount of inactive memory. Now, the memory is correctly freed. (BZ#589155)

* the timer_interrupt() routine did not scale lost real ticks to logical ticks correctly, possibly causing time drift for 64-bit Red Hat Enterprise Linux 4 KVM (Kernel-based Virtual Machine) guests that were booted with the 'divider=x' kernel parameter set to a value greater than 1. 'warning: many lost ticks' messages may have been logged on the affected guest systems. (BZ#590551)

* a bug could have prevented NFSv3 clients from having the most up-to-date file attributes for files on a given NFSv3 file system. In cases where a file type changed, such as if a file was removed and replaced with a directory of the same name, the NFSv3 client may not have noticed this change until stat(2) was called (for example, by running 'ls -l'). (BZ#596372)

* RHBA-2007:0791 introduced bugs in the Linux kernel PCI-X subsystem.
These could have caused a system deadlock on some systems where the BIOS set the default Maximum Memory Read Byte Count (MMRBC) to 4096, and that also use the Intel PRO/1000 Linux driver, e1000. Errors such as 'e1000: eth[x]: e1000_clean_tx_irq: Detected Tx Unit Hang' were logged. (BZ#596374)

* an out of memory condition in a KVM guest, using the virtio-net network driver and also under heavy network stress, could have resulted in that guest being unable to receive network traffic. Users had to manually remove and re-add the virtio_net module and restart the network service before networking worked as expected. Such memory conditions no longer prevent KVM guests receiving network traffic.
(BZ#597310)

* when an SFQ qdisc that limited the queue size to two packets was added to a network interface, sending traffic through that interface resulted in a kernel crash. Such a qdisc no longer results in a kernel crash. (BZ#597312)

* when an NFS client opened a file with the O_TRUNC flag set, it received a valid stateid, but did not use that stateid to perform the SETATTR call. Such cases were rejected by Red Hat Enterprise Linux 4 NFS servers with an 'NFS4ERR_BAD_STATEID' error, possibly preventing some NFS clients from writing files to an NFS file system. (BZ#597314)

Users should upgrade to these updated packages, which contain backported patches to correct these issues. The system must be rebooted for this update to take effect.

The remote CentOS system is missing a security update which has been documented in Red Hat advisory RHSA-2010-0474.

The remote CentOS system is missing a security update which has been documented in Red Hat advisory RHSA-2009-1670.

ID	名称	产品	系列	发布时间	最近更新时间	严重程度
59143	SuSE 10 セキュリティ更新：Linux カーネル（x86_64）（ZYPP パッチ番号 6730）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2012/5/17	2021/1/14	high
60802	Scientific Linux セキュリティ更新：SL4.x i386/x86_64 のカーネル	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2012/8/1	2021/1/14	high
43812	CentOS 5：カーネル（CESA-2009:1670）	Nessus	CentOS Local Security Checks	2010/1/6	2021/1/4	high
48408	CentOS 4：カーネル（CESA-2010:0474）	Nessus	CentOS Local Security Checks	2010/8/24	2021/1/4	high
49868	SuSE 10 Security Update : Linux Kernel (x86) (ZYPP Patch Number 6694)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2010/10/11	2021/1/14	high
42812	SuSE9 Security Update : Linux kernel (YOU Patch Number 12541)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2009/11/16	2021/1/14	high
43398	SuSE 10 Security Update : the Linux Kernel (i386) (ZYPP Patch Number 6726)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2009/12/23	2021/1/14	high
44993	VMSA-2010-0004 : ESX Service Console and vMA third-party updates	Nessus	VMware ESX Local Security Checks	2010/3/5	2021/1/6	high
89737	VMware ESX Third-Party Libraries Multiple Vulnerabilities (VMSA-2010-0004) (remote check)	Nessus	VMware ESX Local Security Checks	2016/3/8	2021/1/6	high
79507	OracleVM 2.2 : kernel (OVMSA-2013-0039)	Nessus	OracleVM Local Security Checks	2014/11/26	2021/1/4	high
59143	SuSE 10 Security Update : the Linux Kernel (x86_64) (ZYPP Patch Number 6730)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2012/5/17	2021/1/14	high
60802	Scientific Linux Security Update : kernel on SL4.x i386/x86_64	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2012/8/1	2021/1/14	high
43168	RHEL 5 : kernel (RHSA-2009:1670)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2009/12/16	2021/1/14	high
68049	Oracle Linux 4 : kernel (ELSA-2010-0474)	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2021/8/24	high
43812	CentOS 5 : kernel (CESA-2009:1670)	Nessus	CentOS Local Security Checks	2010/1/6	2021/1/4	high
48408	CentOS 4 : kernel (CESA-2010:0474)	Nessus	CentOS Local Security Checks	2010/8/24	2021/1/4	high
801491	CentOS RHSA-2010-0474 Security Check	Log Correlation Engine	Generic			high
801479	CentOS RHSA-2009-1670 Security Check	Log Correlation Engine	Generic			high

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