更新済みの glibc パッケージにより、セキュリティの脆弱性が修正されます：

Stepane Chazelas 氏は、glibc にロケールのディレクトリトラバーサル問題が存在することを発見しました。glibc は、LC_* および LANG 変数において「.. components」を持つ関連パスを承認します。攻撃者が細工されたロケール定義を作成するためにホスト上のファイルシステムの場所に充分なレベルのアクセス権を持っていると仮定すると、典型的な OpenSSH 構成（sshd_config の適切な AcceptEnv 設定）とともに、 ForceCommand 制限（または制限付きシェル）をバイパスするためにこれが使用される可能性があります（CVE-2014-0475）。

David Reid 氏、Glyph Lefkowitz 氏、Alex Gaynor 氏は、posix_spawn_file_actions_addopen がパス引数のコピーに失敗するバグを発見しました（glibc bz #17048）。アプリケーションからの多くの共通のメモリ管理技術と連動して、これが use-after-free またはその他の脆弱性を引き起こす可能性があります（CVE-2014-4043）。

この更新により、以下の問題も修正されます：x86：SSE2 math 用の x87 インライン関数を無効にします（glibc bz #16510）malloc：fastbin チャンクの free() の競合を修正します（glibc bz #15073）

Tavis Ormandy 氏は、transliteration モジュール読み込みコードのヒープベースのバッファオーバーフローを発見しました。その結果、細工された宛先文字セット引数を iconv 関連の文字会話機能に供給できる攻撃者が、任意のコードを実行することがあります。

この更新により、読み込み可能な gconv 表記変換モジュールのサポートが削除されます。
セキュリティの脆弱性に加えて、コードを読み込むこのモジュールには、機能面での欠陥があり、意図されていた目的に対して機能するのが阻止されていました（CVE-2014-5119）。

Adhemerval Zanella Netto 氏は、追加のコードページデコード関数で領域外読み取りを発見しました（IBM933、IBM935、IBM937、IBM939、IBM1364）。これが利用されると、システムがクラッシュし、サービス拒否状態が引き起こされる可能性があります（CVE-2014-6040）。

関数 wordexp() は、'$((... の形式の算術入力を処理するときに、WRDE_NOCMD フラグを適切に処理できません。))' ここで「...」には、有効なものなら何でも使用できます。WRDE_NOCMD でコマンド代替が禁止されていても、算術式の中のバックティックが評価されます。これにより、攻撃者が、上述の形式の構成で、危険なコマンドを通過させ、WRDE_NOCMD フラグをバイパスしようとする可能性があります。この更新により、この問題を修正します（CVE-2014-7817）。

GNU C ライブラリ（別名 glibc）2.5、2.12 およびおそらく他のバージョンの stdio-common/vfprintf.c にある vfprintf 関数が、SPECS 配列を割り当てる際に、alloca 関数の使用を適切に制限しません。これによりコンテキスト依存の攻撃者が、位置決めパラメータと多数の書式指定子を使用する細工された書式文字列を介して、FORTIFY_SOURCE 書式文字列保護メカニズムを回避し、サービス拒否（クラッシュ）を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります（CVE-2012-3406）。

DNS 応答に予期せぬ形式の PTR レコードが含まれている場合、getnetbyname の nss_dns 実装が無限ループに陥る可能性があります（CVE-2014-9402）。

また、より新しい Intel ハードウェアでランタイム時に glibc が破壊される可能性があるため（ハードウェアバグが原因）に、glibc lock elision（glibc 2.18 の新機能）も無効にされました。

特定の状況で、wscanf が、スキャンする引数に対してあまりに少ないメモリを割り当て、割り当てられるバッファをオーバーフローする可能性があります（CVE-2015-1472）。

「__libc_use_alloca (newsize)」を不適切に使用しているため、異なる（弱い）ポリシーを実施させていました。これにより、サービス拒否の攻撃が引き起こされる可能性があります（CVE-2015-1473）。

2.20 より前の GNU C ライブラリ（別名 glibc）により、(1) IBM933、(2) IBM935、(3) IBM937、(4) IBM939、または (5) IBM1364 でエンコードされたデータを UTF-8 に変換する際の iconv 関数に対する「0xffff」のマルチバイト文字値を介して、コンテキスト依存の攻撃者がサービス拒否（領域外読み取りおよびクラッシュ）を引き起こす可能性があります。

glibc が更新され、1 つのセキュリティ問題および複数のバグが修正されています。

修正されたセキュリティ問題：

- IBM gconv モジュールの無効な入力におけるクラッシュを修正（CVE-2014-6040、CVE-2012-6656）。

- ホスト解析中でのスタックオーバーフローを修正しました（CVE-2013-4357）

修正されたバグ：

- フォークされた子プロセスのユーザーコントロールの stdio ロックを操作しません（bsc#864081、GLIBC BZ #12847）

- check_pf の無限ループを修正します（bsc#909053、GLIBC BZ #12926）

- NSS モジュールの deepbinding を無効化するために、RTLD_DEEPBIND 環境変数にチェックを追加します（bsc#888860）

- check_pf の無限ループを修正します（bsc#909053、GLIBC BZ #12926）

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

セキュリティ問題を修正するために、glibc が更新されました：

- IBM gconv モジュールでの無効な入力によるクラッシュが、修正されます（CVE-2014-6040、CVE-2012-6656、bsc#894553、bsc#894556、GLIBC BZ #17325、GLIBC BZ #14134）

- ホスト解析中でのスタックオーバーフローを修正しました（CVE-2013-4357）

- posix_spawn_file_actions_addopen のファイル名引数がコピーされます（CVE-2014-4043、bsc#882600、BZ #17048）

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

2 つのセキュリティー問題と 2 つのバグを修正する更新済み glibc パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 6 で利用できるようになりました。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

glibc パッケージは、システムの複数プログラムで使用される標準 C ライブラリ（libc）、POSIX スレッドライブラリ（libpthread）、標準数学ライブラリ、（libm）、ネームサービスキャッシュデーモン（nscd）を提供します。これらのライブラリがないと、Linux システムは正常に機能しません。

glibc の iconv() 関数が、エンコードされた特定のデータを UTF-8 に変換する方法に、境界外の読み取りの欠陥が見つかりました。特別に細工された引数でアプリケーションに iconv() 関数を呼び出させることができる攻撃者が、この欠陥を利用して、アプリケーションをクラッシュさせる可能性があります。
(CVE-2014-6040)

wordexp() 関数が、WRDE_NOCMD フラグが指定されたときでもコマンド置換を実行することがわかりました。wordexp() 関数を使用し、入力を正しくサニタイズしないアプリケーションに特別に細工された入力を提供できる攻撃者がこの欠陥を利用して、そのアプリケーションの実行ユーザーの認証情報で任意のコマンドを実行する可能性があります。(CVE-2014-7817)

CVE-2014-7817 の問題は、Red Hat Developer Experience チームの Tim Waugh 氏により発見されました。

この更新は以下のバグも修正します：

* 以前、AF_UNSPEC の値で getaddrinfo() 関数を使用しているアドレス検索が、欠陥のある DNS サーバーで実行された場合、サーバーは A レコードに対して有効な応答を行うこともありましたが、 AAAA レコードに対しては委任応答を行ったため、検索は失敗していました。以前の更新では、getaddrinfo() が有効な応答を返すように実装しましたが、誤字のエラーがあったため、ある状況において、検索はまだ失敗する可能性があります。このエラーは修正されており、前述の状況でも、getaddrinfo() は有効な応答を返します。（BZ#1172023）

* 以前、dlopen() ライブラリ関数でのエラーにより、dlopen() への再帰呼び出しが予期せず終了したり、またはライブラリアサーションで中止していました。このエラーは修正されており、dlopen() を再帰的に呼び出しても、クラッシュや中止は発生しません。（BZ#1173469）

glibc のすべてのユーザーには、これらの更新済みパッケージにアップグレードすることをお勧めします。これには、これらの問題を解決するための、バックポートされたパッチが含まれています。

glibc の iconv() 関数が、エンコードされた特定のデータを UTF-8 に変換する方法に、境界外の読み取りの欠陥が見つかりました。特別に細工された引数でアプリケーションに iconv() 関数を呼び出させることができる攻撃者が、この欠陥を利用して、アプリケーションをクラッシュさせる可能性があります。
(CVE-2014-6040)

wordexp() 関数が、WRDE_NOCMD フラグが指定されたときでもコマンド置換を実行することがわかりました。wordexp() 関数を使用し、入力を正しくサニタイズしないアプリケーションに特別に細工された入力を提供できる攻撃者がこの欠陥を利用して、そのアプリケーションの実行ユーザーの認証情報で任意のコマンドを実行する可能性があります。(CVE-2014-7817)

この更新は以下のバグも修正します：

- 以前、AF_UNSPEC の値で getaddrinfo() 関数を使用しているアドレス検索が、欠陥のある DNS サーバーで実行された場合、サーバーは A レコードに対して有効な応答を行うこともありましたが、AAAA レコードに対しては委任応答を行ったため、検索は失敗していました。以前の更新では、getaddrinfo() が有効な応答を返すように実装しましたが、誤字のエラーがあったため、ある状況において、検索はまだ失敗する可能性があります。このエラーは修正されており、前述の状況でも、getaddrinfo() は有効な応答を返します。

- 以前、dlopen() ライブラリ関数でのエラーにより、dlopen() への再帰呼び出しが予期せず終了したり、またはライブラリアサーションで中止していました。このエラーは修正されており、dlopen() を再帰的に呼び出しても、クラッシュや中止は発生しません。

GNU C ライブラリの Debian のバージョンである eglibc で、いくつかの脆弱性が修正されています：

- CVE-2015-0235 Qualys は、細工された IP アドレス引数が提供された場合、gethostbyname および gethostbyname2 関数がバッファオーバーフローの対象となっていたことを発見しました。
 攻撃者がこれを利用して、影響を受ける関数を呼び出すプロセスで、任意のコードを実行する可能性があります。

元の glibc のバグは、Peter Klotz 氏により報告されました。

- CVE-2014-7817 Red Hat の Tim Waugh 氏は、wordexp 関数の WRDE_NOCMD オプションが、全ての場合においてコマンド実行を抑制しないことを発見しました。これにより、コンテキスト依存の攻撃者がシェルコマンドを実行することが可能になります。

- CVE-2012-6656 CVE-2014-6040 特定の IBM マルチバイトコードページの charset 変換コードは、領域外の配列アクセスを実行し、プロセスをクラッシュさせる可能性があります。一部のシナリオでは、これにより、リモートの攻撃者が継続的なサービス拒否を引き起こすことができます。

リモートホストが GLSA-201602-02 で説明されている脆弱性の影響を受けます（GNU C ライブラリ：複数の脆弱性）

GNU C ライブラリに複数の脆弱性が発見されました。
 Google Security Team および Red Hat では、getaddrinfo() が AF_UNSPEC 付きで呼び出した際のバッファの管理ミスによる、send_dg() および send_vc() 関数のスタックベースのバッファオーバーフローを発見しました（CVE-2015-7547）。
 strftime() 関数は、領域外データを渡されたときに無効なメモリにアクセスし、クラッシュを起こします（CVE-2015-8776）。
 __hcreate_r() 関数で整数オーバーフローが見つかりました（CVE-2015-8778）。
 複数のバインドされていないスタック割り当てが、catopen() 関数で見つかりました（CVE-2015-8779）。
 以前 GLSA を発行していなかった、sys-libs/glibc の以前のバージョンですでに修正されている追加の脆弱性については、下で参照されている CVE を参照してください。
 影響：

リモートの攻撃者が、任意のコードを実行したり、アプリケーションをクラッシュさせたりするために、getaddrinfo() を使用してホストの名前解析を実行する何らかのアプリケーションを悪用する可能性があります。その他の脆弱性は、サービス拒否を引き起こしたり情報を漏洩するために悪用される可能性があります。
 回避策：

CVE-2015-7547 のための多数の緩和要因が識別されました。
 Upstream アドバイザリおよび下記の参照物を参照してください。

在 glibc 的 iconv() 函式將特定編碼資料轉換成 UTF-8 的方式中，發現一個超出邊界讀取瑕疵。攻擊者若能令應用程式以特製的引數呼叫 iconv() 函式，就可利用此瑕疵造成該應用程式損毀。
(CVE-2014-6040)

據發現，Name Service Switch (NSS) 的檔案後端未將整個資料庫的反覆項目與金鑰式查閱 API 呼叫隔離。應用程式若在反覆使用資料庫時在該資料庫上執行查閱，就可能進入無限迴圈，進而導致拒絕服務。(CVE-2014-8121)

更新版 glibc 套件可修正安全性弱點：

Stephane Chazelas 在 glibc 的地區處理中發現目錄遊走問題。glibc 接受 LC_* 與 LANG 變數中具有 .. 元件的相對路徑。據信與典型 OpenSSH 組態一起 (在 sshd_config 中含有適當的 AcceptEnv 設定)，假設攻擊者在主機上具有存取檔案系統位置的足夠存取權等級，而能於該處建立特製的地區定義，這可能被用於繞過 ForceCommand 限制 (或受限的 shell) (CVE-2014-0475)。

David Reid、Glyph Lefkowitz 與 Alex Gaynor 發現一個錯誤，其中 posix_spawn_file_actions_addopen 無法複製路徑引數(glibc bz #17048)，這可能與來自應用程式的許多常見記憶體管理技巧一起，導致釋放後使用或其他弱點 (CVE-2014-4043)。

此更新也可修正下列問題：x86：停用 SSE2 數學運算的 x87 內嵌函式 (glibc bz #16510) malloc：修正 fastbin 區塊的 free() 爭用問題 (glibc bz #15073)

Tavis Ormandy 發現，轉換模組載入程式碼有一個堆積型緩衝區溢位。因此，能夠提供特製目的地字元集引數給 iconv 相關字元轉換函式的攻擊者可能會執行任意程式碼。

此更新移除了對於可載入 gconv 轉換模組的支援。
除了安全性弱點，模組載入程式碼也有功能上的缺失，會導致其預定的用途無法作用 (CVE-2014-5119)。

Adhemerval Zanella Netto 發現，其他程式碼頁面解碼函式也存有超出邊界讀取錯誤 (IBM933、IBM935、IBM937、IBM939、IBM1364)，可遭利用來使系統當機，進而造成拒絕服務 (CVE-2014-6040)。

處理 '$((... ``))' 格式 (其中「...」為有效的任何內容) 的算術輸入時，wordexp() 函式無法正確處理 WRDE_NOCMD 旗標。))」，其中「...」可以是任何有效項目。算數運算式中的反引號會由 shell 評估，無論 WRDE_NOCMD 是否禁止了命令取代。這會讓攻擊者得以嘗試透過上述表單的建構，傳送危險命令並繞過 WRDE_NOCMD 旗標。此更新可修正 CVE-2014-7817 問題。

在 2.5、2.12 版及其他可能版本的 GNU C 程式庫 (即 glibc) 中，stdio-common/vfprintf.c 的 vfprintf 函式配置 SPECS 陣列時，未正確限制 alloca 函式的使用方式，進而允許內容相依的攻擊者透過具有位置參數和大量格式規範的特製格式字串，繞過 FORTIFY_SOURCE 格式字串保護機制，並造成拒絕服務 (當機)，或可能執行任意程式碼 (CVE-2012-3406)。

如果 DNS 回應包含格式不明的 PTR 記錄，getnetbyname 的 nss_dns 實作可進入無限迴圈 (CVE-2014-9402)。

glibc 鎖定省略 (glibc 2.18 的新功能) 也已停用，因為它可在較新的 Intel 硬體上於運行時間內中斷 glibc (硬體錯誤所導致)

在某些情況下，wscanf 配置給待掃描引數的記憶體可能過少，並會造成已配置的緩衝區溢位 (CVE-2015-1472)。

不當使用 ‘__libc_use_alloca (newsize)’ 會造成強制執行其他 (更弱式) 原則，進而允許拒絕服務攻擊 (CVE-2015-1473)。

2.20 版之前的 GNU C 程式庫 (即 glibc) 中，允許內容相依的攻擊者在將以 (1) IBM933、(2) IBM935、(3) IBM937、(4) IBM939 或 (5) IBM1364 編碼的資料轉換成 UTF-8 時，透過 iconv 函式的 ‘0xffff’ 多位元組字元值，造成拒絕服務 (超出邊界讀取和當機)。

glibc 已更新，可修正一個安全性問題和數個錯誤：

修正的安全性問題：

- 修正 IBM gconv 模組中無效輸入的損毀 (CVE-2014-6040、CVE-2012-6656)

- 修正主機剖析期間的堆疊溢位 (CVE-2013-4357)

修正的錯誤：

- 在分叉子程序中未接觸使用者控制的 stdio 鎖定 (bsc#864081、GLIBC BZ #12847)

- 修正 check_pf 中的無限迴圈 (bsc#909053、GLIBC BZ #12926)

- 新增停用 NSS 模組深層繫結的 RTLD_DEEPBIND 環境變數檢查 (bsc#888860)

- 修正 check_pf 中的無限迴圈 (bsc#909053、GLIBC BZ #12926)

請注意，Tenable Network Security 已直接從 SUSE 安全性公告擷取前置描述區塊。Tenable 已盡量在不造成其他問題的前提下，嘗試自動清理並將其格式化。

glibc 已更新，修正了多個安全性問題：

- 修正 IBM gconv 模組中無效輸入的損毀問題 (CVE-2014-6040、CVE-2012-6656、bsc#894553、bsc#894556、GLIBC BZ #17325、GLIBC BZ #14134)

- 修正主機剖析期間的堆疊溢位 (CVE-2013-4357)

- 複製 posix_spawn_file_actions_addopen 中的檔案名稱引數 (CVE-2014-4043、bsc#882600、BZ #17048)

請注意，Tenable Network Security 已直接從 SUSE 安全性公告擷取前置描述區塊。Tenable 已盡量在不造成其他問題的前提下，嘗試自動清理並將其格式化。

現已提供適用於 Red Hat Enterprise Linux 6 的更新版 glibc 套件，可修正兩個安全性問題和兩個錯誤。

Red Hat 產品安全性團隊已將此更新評等為具有中等安全性影響。可針對每個弱點從〈參照〉一節的 CVE 連結中取得常見弱點評分系統 (CVSS) 的基本分數，其中包含有關嚴重性評等的詳細資訊。

glibc 套件會提供系統上多個程式所使用的標準 C 程式庫 (libc)、POSIX 執行緒程式庫 (libpthread)、標準數學程式庫 (libm)，以及名稱伺服器快取程序 (nscd)。如果沒有這些程式庫，Linux 系統就無法正常運作。

在 glibc 的 iconv() 函式將特定編碼資料轉換成 UTF-8 的方式中，發現一個超出邊界讀取瑕疵。攻擊者若能令應用程式以特製的引數呼叫 iconv() 函式，就可利用此瑕疵造成該應用程式損毀。
(CVE-2014-6040)

據發現，即使已指定 WRDE_NOCMD 旗標，wordexp() 函式還是會執行命令替換。若攻擊者可提供特製輸入給使用 wordexp() 函式的應用程式，且未正確清理輸入內容，就可能利用此瑕疵，以執行該應用程式之使用者的認證，執行任意命令。(CVE-2014-7817)

CVE-2014-7817 問題是由 Red Hat 開發人員體驗團隊的 Tim Waugh 所發現。

此更新也可修正下列錯誤：

* 之前，當在有缺失的 DNS 伺服器上執行使用 AF_UNSPEC 值的 getaddrinfo() 函式之位址查閱時，某些情況下伺服器會以有效的 A 記錄回應加以回應，而非 AAAA 記錄的參照回應，進而導致查閱失敗。實作了前版更新以便讓 getaddrinfo() 傳回有效的回應，但其中包含一個拼字錯誤，導致某些情況下查閱仍會失敗。此錯誤已更正，現在 getaddrinfo() 可於上述情況中傳回有效的回應。(BZ#1172023)

* dlopen() 程式庫函式的錯誤先前造成了遞迴呼叫 dlopen() 意外終止，或是中止並出現程式庫宣告。此錯誤已修正，且遞迴呼叫 dlopen() 不會再損毀或中止。(BZ#1173469)

建議所有 glibc 使用者皆升級至這些更新版套件，其中包含可更正這些問題的反向移植修補程式。

在 glibc 的 iconv() 函式將特定編碼資料轉換成 UTF-8 的方式中，發現一個超出邊界讀取瑕疵。攻擊者若能令應用程式以特製的引數呼叫 iconv() 函式，就可利用此瑕疵造成該應用程式損毀。
(CVE-2014-6040)

據發現，即使已指定 WRDE_NOCMD 旗標，wordexp() 函式還是會執行命令替換。若攻擊者可提供特製輸入給使用 wordexp() 函式的應用程式，且未正確清理輸入內容，就可能利用此瑕疵，以執行該應用程式之使用者的認證，執行任意命令。(CVE-2014-7817)

此更新也可修正下列錯誤：

- 之前在有缺失的 DNS 伺服器上，執行使用 AF_UNSPEC 值的 getaddrinfo() 函式進行位址查閱時，某些情況下伺服器會以有效的 A 記錄回應加以回應，而非 AAAA 記錄的參照回應，進而導致查閱失敗。實作了前版更新以便讓 getaddrinfo() 傳回有效的回應，但其中包含一個拼字錯誤，導致某些情況下查閱仍會失敗。此錯誤已更正，現在 getaddrinfo() 可於上述情況中傳回有效的回應。

- dlopen() 程式庫函式的錯誤先前造成 dlopen() 遞迴呼叫意外終止，或是中止並出現程式庫宣告。此錯誤已修正，且遞迴呼叫 dlopen() 不會再損毀或中止。

Debian 的 GNU C 程式庫版本 eglibc 中修正了多個弱點：

- CVE-2015-0235 Qualys 發現，若提供特製的 IP 位址引數給 gethostbyname 和 gethostbyname2 函式，其會受到一個緩衝區溢位影響。
 攻擊者可利用此問題，在呼叫受影響函式的處理程序中執行任意程式碼。

glibc 錯誤的原始報告者為 Peter Klotz。

- CVE-2014-7817 Red Hat 的 Tim Waugh 發現 wordexp 函式的 WRDE_NOCMD 選項在所有情況下都並未隱藏命令執行。這會讓內容相依的攻擊者執行 shell 命令。

- CVE-2012-6656 CVE-2014-6040 某些 IBM 多位元組程式碼頁面的字元集轉換程式碼可執行超出邊界陣列存取，而造成處理程序損毀。在某些狀況下，這會允許遠端攻擊者造成永久拒絕服務。

遠端主機受到 GLSA-201602-02 中所述的弱點影響 (GNU C 程式庫：多個弱點)

在 GNU C 程式庫中發現多個弱點：
Google 安全性團隊和 Red Hat 發現，send_dg() 和 send_vc() 函式存有一個堆疊型緩衝區溢位，這是因為以 AF_UNSPEC 呼叫 getaddrinfo() 時不當管理緩衝區所導致 (CVE-2015-7547)。
 傳遞超出範圍的資料時 strftime() 函式存取無效記憶體，進而導致當機 (CVE-2015-8776)。
 在 __hcreate_r() 函式中發現一個整數溢位 (CVE-2015-8778)。
 在 catopen() 函式中發現多個無限制堆疊配置 (CVE-2015-8779)。
 請參閱下列所述 CVE，瞭解已在舊版 sys-libs/glibc (先前未發出 GLSA) 中修正的其他弱點。
 影響：

遠端攻擊者可惡意利用使用 getaddrinfo() 執行主機名稱解析的任何應用程式，進而執行任意程式碼或損毀應用程式。其他弱點可能遭惡意利用來造成拒絕服務或洩漏資訊。
 因應措施：

已發現多個可減輕 CVE-2015-7547 風險的因素。
 請參閱上游公告和下方參照。

ID	名称	产品	系列	发布时间	最近更新时间	严重程度
82421	Mandriva Linux セキュリティアドバイザリ： glibc （MDVSA-2015:168）	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2015/3/30	2021/1/14	high
85963	F5 Networks BIG-IP：GNU C ライブラリの脆弱性（SOL16435）	Nessus	F5 Networks Local Security Checks	2015/9/17	2021/3/10	medium
83673	SUSE SLES11 セキュリティ更新：glibc （SUSE-SU-2015:0164-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/5/20	2021/1/19	high
83675	SUSE SLES10 セキュリティ更新：glibc （SUSE-SU-2015:0170-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/5/20	2021/1/6	high
80408	RHEL 6：glibc（RHSA-2015:0016）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2015/1/8	2024/11/4	high
80409	Scientific Linux セキュリティ更新：SL6.x i386/x86_64 の glibc	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2015/1/8	2021/1/14	medium
81029	Debian DSA-3142-1：eglibc - セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2015/1/28	2021/1/11	high
88822	GLSA-201602-02：GNU C ライブラリ：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2016/2/18	2024/6/18	critical
82044	Amazon Linux AMI：glibc (ALAS-2015-495)	Nessus	Amazon Linux Local Security Checks	2015/3/25	2018/4/18	medium
82421	Mandriva Linux 安全性公告：glibc (MDVSA-2015:168)	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2015/3/30	2021/1/14	high
85963	F5 Networks BIG-IP：GNU C 程式庫弱點 (SOL16435)	Nessus	F5 Networks Local Security Checks	2015/9/17	2021/3/10	medium
83673	SUSE SLES11 安全性更新：glibc (SUSE-SU-2015:0164-1)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/5/20	2021/1/19	high
83675	SUSE SLES10 安全性更新：glibc (SUSE-SU-2015:0170-1)	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/5/20	2021/1/6	high
80408	RHEL 6 : glibc (RHSA-2015:0016)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2015/1/8	2024/11/4	high
80409	Scientific Linux 安全性更新：SL6.x i386/x86_64 上的 glibc	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2015/1/8	2021/1/14	medium
81029	Debian DSA-3142-1：eglibc - 安全性更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2015/1/28	2021/1/11	high
88822	GLSA-201602-02：GNU C 程式庫：多個弱點	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2016/2/18	2024/6/18	critical

检测

插件搜索

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